大谷翔平、48号も「今を意識する余裕ない」 自身初のV争いに緊迫感「早く優勝を決めるのが一番」
大谷翔平が「1番・DH」で出場
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、敵地マーリンズ戦に「1番・DH」で先発出場。5打数1安打2打点でチームは9-11で敗れたが、今季48号本塁打を放ち、アジア勢単独最多のMLB通算219本塁打をマークした。自身の史上最多を更新する「48本塁打&48盗塁」を達成。「ヒリヒリする9月を」と以前から求めていたメジャー初めての優勝争いの真っ只中だが「今を意識する余裕がない」と緊迫感を滲ませた。
0-4の3回1死一塁で迎えた大谷の第2打席。先発マコーガンの3球目を強振した。グングン伸びた打球は右翼2階席に着弾。打球速度105.3マイル(約169.5キロ)、飛距離402フィート(約123メートル)の豪快弾に客席は総立ちとなった。
大谷の主な一問一答は以下の通り。
――打席での見え方は。
「見え方はいいですかね、基本的には振るべきボールに対して反応はできていると思うので。そこを自分で信じられるかどうかがゾーンを維持する上では大事なので、もう今日のことは忘れるのが一番かなと思います」
――若干迷いがあるのか。
「迷いというか、なんですかね、短期的に見たらやっぱり審判の色っていうのも理解しないといけないし、そこに合わせていくっていうのも大事ですし。ただ、長いシーズンの中で調子を維持するっていうのを考えるなら、しっかりとボールはボール、ストライクはストライクと自分で割り切れればいいのかなと思います」
――アジア人最多を更新した。
「それはいいことですし、1個でも多く積み上げていければいいのかなと思うので。まだまだキャリアの途中ですし、あまり今の数字がどうのこうのっていうのは気にしなくていいのかなと。終わった時にどのぐらいやれたなっていうのを自分で確認できればいいのかなと思います」
――9月の優勝争いは初めて。チームの雰囲気、引き締まり方は違うと感じる時が多いか。
「どうなんですかね。楽な試合があまり少ないので、もちろんチーム状況的に五分五分で今月も来ている感じなので、あまり今を意識する余裕がないというか、ほんとに今日の試合を勝って1個でも多く首位を維持していくというか、早く優勝が決まるようにっていうのが一番です」
(THE ANSWER編集部)