「森保はホン・ミョンボとは違う」韓国メディアが日韓比較論で自国協会を痛烈批判!「合理性を無視してきた結果だ」

写真拡大 (全2枚)

三笘は決定機に顔を出したがGKの好セーブに阻まれた(C)Getty Images

 サッカー日本代表は、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の中国、バーレーンとの試合で、いずれも圧倒的な強さを披露した。それぞれ、7-0、5-0と大差をつけるなど、日本は過去の最終予選にはみられなかったほどのワンサイドゲームを演じた。

【動画】レーザーポインターで露骨な妨害…バーレーン戦で上田綺世が受けた”卑劣な攻撃”の映像

 A代表指揮官として2度目のW杯出場を目指す森保一監督に率いられた日本は、今予選2試合目にしてアジア内で大きなインパクトを残した。そして、その結果により、隣国のライバルも大きな衝撃を受けたようだ。

 韓国メディア『My Daily』が、森保監督の足跡を深く掘り下げる特集記事を配信した。そしてその中では、韓国代表のホン・ミョンボ監督とのさまざまな面での比較なども行われている。

「一体、日本の監督はどんな人物なのだろうか?」

 そう問いかけている同メディアは、韓国が初戦でパレスチナに0-0で引き分け、2戦目ではオマーンに3‐1で勝利したものの、その試合内容への批判の声が相次いだと説明しながら、「日本と韓国サッカーの実力差と同じくらい両監督の差も大きい。一体何が違うのだろうか?なぜこのような結果になったのだろうか?」などと論じている。

 トピックでは、「森保監督はホン・ミョンボ監督とは多くの点で違う」として両監督の選手時代から現在までの経歴なども辿っている。森保監督については指導者としてのキャリアをJリーグクラブからスタートさせ、その後、代表チームにも関わるようになり、A代表の指揮を執るまでになったとして、「誰からも文句をつけられないように、基礎からしっかりとキャリアを積み上げ、代表監督に至ったのである」と強調。その一方で、「資格もなくいきなり代表のコーチとなったホン・ミョンボとは、スタートからして違っていた」として、自国指揮官のキャリアに皮肉を込めた。

 さらに、森保監督が選手の要望を聞き入れる人間性であると紹介した上で、「世界中の代表チームの中で、これほど選手の声が反映される組織は珍しい」として、日本のチーム内における監督、選手の関係性にも言及している。

 同メディアは、「人間の能力には個人差があるが、経験は能力を高めることができる。森保とホン・ミョンボの個々の能力は数値化するのが難しい」と前置きした上で、「しかし、経験の差は経歴から明確に表れる。その差が、0-0と7-0、3-1と5-0という結果に表れている。これは、能力と経験が合わさった客観的な数値だ。大韓サッカー協会が常識や合理性を無視してきた結果だ。このような数字がいつまで続くだろうか?」として、日韓両国の現状への見解を示している。

 海外メディアも関心を寄せる森保監督の手腕は、この先、日本代表にどんな結果をもたらすのか。今回の予選はまだ始まったばかりだが、森保ジャパンの注目度は一気に高まることとなった。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]