「いい加減だ」の声も…”授かり”再婚の東出昌大 映画関係者が明かす「それでも憎めないヤツ」なワケ

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だいぶ落ち着いたが、東出昌大の結婚発表に世間がざわついた。

8月末、東出は自身のYouTubeで結婚を発表した。相手は元女優の松本花林。

東出といえば’13年にNHK朝ドラ『ごちそうさん』で夫婦役を演じた杏と’15年に結婚。3人の子どもを授かったが’20年に唐田えりかとの不倫が報じられ、同年に離婚。当たり前だが非難の嵐にさらされた。

不倫報道で仕事は激減したが、俳優の仕事は続けることができ、’21年秋には新作映画の撮影が始まった。ところが彼は再び不適切な行動をとってしまう。

当時、新しい恋人ができていたのにも驚きだったが、なんとその彼女をロケ先に呼び寄せデートしていたことが’21年10月に『週刊文春』に報じられたのだ。昔の大御所俳優などには見られたことだが、東出はまずいだろう。

山奥生活でも“複数女性の存在”が

しかもコロナ禍。これには東出の所属事務所社長もブチ切れてしまったようで、即刻契約解除となり、その後はフリーで活動している。

’21年の冬頃から北関東の山奥で狩猟をしながら “半自給自足生活”を送っていることが度々メディアに取り上げられ話題になったが、あるとき若い女性3人と“同居生活”を送っていると報じられ、SNSでは非難の声が上がった。

しかし、実際は女性たちはそれぞれ家を借りて住んでいて、食材などを分けあって生活してるということで“同居”は誤報だったようだ。正しくは“共同生活”といったところか。

ただ結婚相手はその3人の中の1人だったことで、これがまた物議を醸すことに。東出本人の話によれば、“交際を開始したのは今年に入ってから”だというが、すでに奥さんは妊娠しており、来年春には第1子が誕生するという。

SNSでは、

《女性たちとはそんな関係ではない、と言っていたのに、やっぱりそうなのか》

などと、批判の声が上がった。

また東出は今年5月、インターネットテレビに出演した際に

「もしうちの娘たち、息子が大きくなった時に、お父さんのところだったらいつでも来ていいよって言える親父でいたいんですよ。だから新しい家庭を持つことは全然考えていない」

と、“一生独身”を宣言しているが、その時点で花林さんとは交際が始まっていたことを考えると

《どこまでいい加減なんだ。変わってないな》

という非難をされても致し方ない。

東出をよく知る映画関係者はこう語る。

「新しい家庭を持たない」と宣言したウラに

「彼のいいところでもあり、悪いところでもあるんです。その時の気持ちを聞かれて素直に話してしまうんですね。不倫騒動の時に女性レポーターから、杏さんと唐田さんとどっちが好きかと聞かれて、“私の心の内をいまここでしゃべることは妻を傷つけることになると思いますので……”なんて言ってしまうところが彼の性格をよく表しています。正直なのはいいんですが不器用なんです。

なので、“新しい家庭を持つことはない”と発言した時は、本当に再婚するつもりはなかったのかもしれない。ひょっとしたら彼女もそのつもりだったかもしれない。だけど子どもができて気が変わったんだと思います。まあ、あえてそこまで語る必要はなかったでしょう。非難されても仕方ないけど、今の東出はそれでめげることはないと思います」

東出は過去のインタビューで、こう話していた。

《今更何かを気にしなくていいかと開き直れたことで、捨て身でできるようになったのかと思います》

SNSの批判の声など、気にもかけないだろう。それにそんな批判は長くは続かない。やがて忘れられてしまうものだ。

東出は不倫騒動の後も俳優の仕事だけはなくならなかったのだが、その理由について前出の映画関係者は

「“山小屋”には友人や彼を慕う後輩が多数訪れています。中には取材でなくやって来るメディア関係者もいるそうです。一度彼と接すると、みんなファンになってしまう。愚直で何にでも真剣に取り組む姿勢に惹かれるからで、一緒に仕事したいという監督やスタッフも多い。不倫騒動の時はなんでもかんでも叩かれ、“演技も下手だ”なんて言われていましたが、決してそんなことはありませんよ。性格の良さだけで映画に出続けることなんてできませんから」

と、出演オファーが途絶えない理由を明かす。

過去のインタビューで“理想”を聞かれた東出は、

《 “一匹狼”が僕の理想で、独立独歩、自主自立が本来の姿だと思います。体も心も強くなりたいです。強くなれば多くのことが完結するし、人の力にもなれるし、お芝居の限界の幅も広がるだろうし…強くなりたいと思います》

と答えている。守らねばならないものができた“一匹狼”ほど強いものはないーー。

取材・文:佐々木 博之(芸能ジャーナリスト)