アルビレックス新潟レディースのFW田中聖愛のドリブル突破から記録したアシストが話題となっている。

 新潟Lは7日に開催されたWEリーグカップでマイナビ仙台レディースと対戦した。スコアレスのまま迎えた後半26分、田中聖愛が圧巻のプレーを披露する。

 自陣左サイドで縦パスを受けると、鋭いターンで寄せてくる相手をかわす。ボールを蹴り出して敵陣に運び、追走する相手を一気の加速で振り切ってPA内まで持ち込むと、鋭いフェイントで対面する相手を翻ろう。左足で送ったグラウンダーのクロスをMF下吉優衣が押し込んで決勝点となるゴールが生まれた。

 2005年12月7日生まれの田中聖愛は、元日本代表FW田中達也氏の長女。浦和、新潟でプレーした田中氏は、切れのあるドリブルを武器に「ワンダーボーイ」の愛称で親しまれた。長女・聖愛はドリブラーの血をしっかりと受け継いでおり、クラブの公式プロフィールで「自身の得意なプレー」を「縦へのドリブル、スピード」とし、「憧れ・目標とする選手」「影響を受けた選手」を「三笘薫選手」としている。

 父親譲りのドリブル突破にファンも興奮。このプレーを紹介したWEリーグの公式Xで「血は争えない」「田中達也すぎ」「田中聖愛半端ないって」「さすが、ワンダーボーイの娘」「何度でも見られる」「いろいろ思い出して涙が出ちゃう」「えぐい」「ワンダーガールだぜ!」などと反応。また、チームメイトの元なでしこジャパンFW川澄奈穂美も自身のXで「清々しいほど速いせいらのドリブル」と称賛している。