福原遥、主演作『マル秘の密子さん』での鬼気迫る演技が話題!深みを増す女優としての魅力

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現在放送中の日本テレビ系ドラマ『マル秘の密子さん』にて主演を務めている福原遥。同作では謎多きトータルコーディネーター・本宮密子役を演じており、これまでに演じてきた役とはガラリと印象の異なるキャラクターを好演して話題を呼んでいる。そこで本記事では『マル秘の密子さん』での福原の演技と反響に触れながら、その魅力を考察したい。

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『マル秘の密子さん』は、コーディネートでビジュアルを変える、コーチングでメンタルを変える、裏工作でスキャンダルを揉み消す…など、どんな手を使ってでも依頼者を必ず成功させる謎に包まれたトータルコーディネーター・本宮密子(福原)が、不運続きのシングルマザー・今井夏(松雪泰子)とタッグを組み、“華麗なる一族”九条家の同族経営が続く大企業の女社長への大変身劇を目指すというストーリーだ。

2022年のNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』では夢に向かって進み続ける力強いヒロイン、2023年公開の主演映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』では戦時中の日本にタイムスリップし、特攻隊員と恋に落ちる高校生などを演じてきた福原にとって、密子というキャラクターはガラリとイメージの異なる印象だ。福原は公式コメントで、密子について、「才能があって、いろんな事を学んできていて、いろんなものを持っているキャラクター」「ちょっとダークな部分もあるヒロインなので、そこをどうやって見せていこうか考えている」と語っており、今作はまさに彼女にとっての新境地への挑戦と言えるだろう。

作中では、自分の素性を嗅ぎ回る人物の首に注射針を突き刺して昏倒させたり、コインの表と裏で従う相手を決め、夏を裏切るような素振りを見せたり、冷酷で謎めいた一面がフォーカスされることの多かった密子だが、8月3日放送の第4話では、彼女は幼い頃に親からひどい虐待を受け、児童養護施設で育ったという壮絶な過去が明らかに。放蕩無頼な夏の夫・丈晴(山中聡)に憎き父の姿を重ね、衝動に駆られてナイフで刺そうとするも夏に止められて涙を流すシーンには、「追い詰められる演技上手すぎる」「素晴らしい演技力」「シンプルにやっぱり演技巧い」などの称賛の声が相次いだ。複雑なバックボーンを持つ密子の葛藤を福原の熱演がより引き立てていたと言えるのではないだろうか。

8月17日放送予定の第5話では、火事で命を失った姉・鞠子(泉里香)の死の真相を確かめるべく、密子が夏たちと共に九条家との戦いに挑む展開になるという。ドラマの今後の流れと共に、福原の新たな魅力が発揮されている演技にも注目だ。