「性別問題」で波紋のボクシング女子金メダリスト、驚きの大変身 「フェミニンでエレガント」な姿披露
パリ五輪・ボクシング女子66キロ級で金メダルを獲得し、「性別問題」で波紋を広げたアルジェリア代表のイマネ・ケリフ選手(25)が、「大変身」した姿をインスタグラムに披露した。
本人名言「私は女性として生まれ、女性として生きてきました」
ケリフ選手をめぐっては、23年の世界選手権の性別適格検査でXY染色体を持っていることが判明し、国際ボクシング協会(IBA)から出場資格をはく奪されたと複数の海外メディアが報じていた。一方、国際オリンピック委員会(IOC)は、「すべての人は差別なくスポーツをする権利を持っています」と声明を発表している。
2024年8月15日に公開された動画では、赤いグローブを付けたケリフ選手がパンチを数回繰り出す。その後、メークアップしたケリフ選手が肩のあたりまで伸ばした髪をなびかせ登場。華やかなピンクの花柄の衣装に身を包み、同じくピンクの花モチーフのイヤリングをしている。
これは美容室とのコラボレーションのようで、投稿には
「彼女は必要に応じてフェミニンでエレガントに振る舞うことができますが、リング上ではアクセサリーやハイヒールは必要ありません。必要なのは戦略、強さ、パンチだけであり、それが彼女の個性の本質です」「口ひげが男性を定義しないように、カブトムシにもひげがあるように、ドレス、エクステ、メイクが女性を定義するわけではありません」
などとつづられている。
英紙「デイリー・メール」によると、ケリフ選手は「私は女性として生まれ、女性として生きてきました。女性として競技してきました。そのことに疑いの余地はありません」と話しているという。さらに、フランス当局に対しインターネット上の誹謗中傷に関する訴訟を起こしており、提訴の相手として、ケリフ選手を批判した実業家のイーロン・マスク氏や作家のJ・K・ローリング氏の名前を挙げているという。