「後付けオートロック」に思わぬ罠?真夏の日中に閉め出され... 作家・岸田奈美を襲った悲劇
作家の岸田奈美さんが2024年8月14日、自宅の鍵を「後付けのオートロック」にしたことによるトラブルをXで明かした。「ドア内側の接着シールが暑さで溶けて剥がれ落ちた」ことをきっかけに、不幸が重なった結果、解錠まで数時間かかる事態になったという。
「今日に限って物理鍵も財布も家の中に忘れてしまって」
岸田さんは14日夕、トラブルの始まりを下記のとおりXで伝えた。
「家の鍵を後付けのオートロックにしたら、ドア内側の接着シールが暑さで溶けて剥がれ落ちたっぽくて、開けられなくなり、ほんで今日に限って物理鍵も財布も家の中に忘れてしまって、閉め出されて3時間(鍵屋さんもお盆で来ない)」
あわせて、スマホのスクリーンショットとみられる写真を添付。画面に「解施錠に失敗しました」「サムターンが回せませんでした。ロックの設置状態を確認して一度試してみてください」などと通知が届いている状態だ。続く投稿で岸田さんは、
「管理事務所もお盆で休みとなっており、マスターキーなるものを持つ人物が旅行でいま京都にいるらしいので、いまから受け取りに行こうと思うんですが、実家のオカンが体調悪くて出動できないため、わたしが今から財布なしで兵庫から京都に向かう。財布...なしで......!!!!」
と状況を伝え、京都に向かっていることを報告した。その一方、オートロック機械の剥がれ方によっては鍵を回す機構自体にロックがかかり、解錠できなくなる場合があるとの経験談が寄せられたと紹介。岸田さんは、「『その場合はドアに体当たりして機械を落とすしかない』って言われて、いま吐き気に見舞われている」と嘆いた。
5時間後に「ゴリラみたいなソリューション」で解決
最初の投稿から約5時間たって、岸田さんは「開きました」と投稿した。「いろいろあったんですが、ゴリラみたいなソリューションで解決せざるをえませんでした。心配かけてごめんなさい」といい、「疲れ果てたので、一旦、気絶します。プツン、ツー、ツー、ツー(人生の留守電)」と笑いを誘う。
一連の出来事にXでは、「これは大変...」「自分もこれは経験があります!」「うちの実家もスマートキーにしようと思っていましたがこの猛暑にこんな罠が!!!」「とんでもないですね...」などと同情が寄せられている。
岸田さんは、NHKで放送中の連続ドラマ「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」の原作となる自伝的エッセイを手がけたことでも知られる。