究極の日産「シルビア」実車登場! パワフルな「ターボ」で“270馬力”を発揮!「限定30台」の激レアモデル「270R」とは
限定30台! 究極の「シルビア」が実車展示!
日産と日産モータースポーツ&カスタマイズ(以下、NMC)は、2024年12月1日に「富士スピードウェイ(静岡県駿東郡)」にて、ファン感謝イベント「NISMOフェスティバル2024」を開催すると発表しました。
この会場では、NISMOの歴史を伝える様々なクルマが実車展示されますが、その中には、NISMOとして初のストリート向けコンプリートカーであり、まさに「究極のシルビア」と言える極めて珍しいモデル「270R」も登場します。
NISMOフェスティバルは、今回で通算25回目。
【画像】超カッコいい! これが特別な日産「シルビア」です(25枚)
また、2024年9月17日にはNISMOブランドが40周年を迎えることから、今回の開催はとくに記念すべきタイミングとなります。
そんなNISMOフェスティバル2024では、NISMOがこれまでに取り組んできたレース活動や、手掛けてきたコンプリートカーとロードカーの歴史を振り返るとともに、日産の電動化技術の象徴である最新のフォーミュラEマシンによる走行イベントなどを通じて、未来に向けた取り組みも伝えられます。
中でも注目すべきは、会場内に展示される「NISMO 270R」、「NISMO 400R」、「R34GT-R Z-tune」などNISMO初期のコンプリートカーで、とくにNISMO 270Rは、1994年に発売された4代目「シルビア(通称:S14)」をベースに、NISMOによる本格的なチューニングが行われた珍しいモデルです。
同車の名に用いられた“270”は、最高出力の270馬力に由来するもので、発売当時の自主規制値の280馬力に迫る値を達成しました。
備わるターボチャージャー自体はノーマルモデルと同じものを使用していますが、冷却効率を高めた専用のインタークーラーや専用のカムシャフトを採用します。
さらにインジェクターなど燃料系にも手が加えられ、チューニングによって出力を向上させたエンジンに対応するパーツが贅沢に投入されていました。
また、トランスミッションのギア比を変更して加速力を高めたほか、ドライブシャフトやクラッチ、ブレーキなども専用品や強化品に変更。
ステアリングのフィーリングも重視しつつ、足回りについても煮詰められ、サスペンションはスプリングとダンパー、エンジンマウントなどが差し替えられています。
これらの変更により、NISMO 270Rは発進時からノーマルモデルとは別物の加速力を発揮。
一方でタイヤは「フロント:215mm/リヤ:225mm」とハイパワーの割にはやや細めの16インチサイズだったため、まるでじゃじゃ馬のような荒々しいハンドリング特性となりました。
このようにNISMOによる本格的なチューニングが行われ、初のストリート向けコンプリートカーとなった魅力的な270R。
わずか30台のみ限定受注生産モデルだったことから、抽選によって購入者が決定されオーナーの元に旅立っていった、極めて希少性が高いモデルです。
こうして、幻のような存在となった270Rなど、様々な貴重なNISMOモデルを見ることが出来るNISMOフェスティバル2024。
車両展示のみならず、トークショーやNISMOブランド40周年をテーマとした様々な企画も準備されているので、ファンならずともクルマ好きなら必見のイベントとなるでしょう。
NISMOフェスティバル2024の開催日は2024年12月1日、開催時間は8時〜16時で、チケット販売の詳細は2024年秋頃にNISMOフェスティバル公式サイトで公開される予定です。