5億円の日産「スカイライン」実車展示! “400馬力”超えで「限定99台」のモンスター! 究極の爆速モデル「400R」とは
5億円の「スカイラインGT-R」が実車展示へ!
日産と日産モータースポーツ&カスタマイズ(以下、NMC)は、2024年12月1日に「富士スピードウェイ(静岡県駿東郡)」にて、ファン感謝イベント「NISMOフェスティバル2024」を開催すると発表しました。
この会場では歴史的で珍しいNISMOモデルが実車展示されますが、中でも「東京オートサロン2024」でGT-R専門店が“5億円”で販売し、すぐさま買い手がついたチューニングカー「NISMO 400R」も登場することから、大きく話題となりそうです。
NISMOフェスティバルは、今回で通算25回目。
【画像】「えっ…!」 これが5億円の「400R」です!(38枚)
また、2024年9月17日にはNISMOブランドが40周年を迎えることから、今回の開催はとくに記念すべきタイミングとなります。
そんなNISMOフェスティバル2024では、NISMOがこれまでに取り組んできたレース活動や、手掛けてきたコンプリートカーとロードカーの歴史を振り返るとともに、日産の電動化技術の象徴である最新のフォーミュラEマシンによる走行イベントなどを通じて、未来に向けた取り組みも伝えられます。
中でも注目すべきは、会場内に展示される「NISMO 270R」、「NISMO 400R」、「R34GT-R Z-tune」などNISMO初期のコンプリートカーで、とくにNISMO 400Rは、1995年に発売された4代目「スカイラインGT-R(通称:R33)」をベースに、NISMOによる本格的なチューニングが行われたモデルです。
同車は専用エンジンを搭載し、通常のスカイラインGT-Rの2.6リッターエンジンから2.8リッターへと排気量が拡大。
N1マシンと同等の最高出力400馬力を発揮したことが、車名に含まれる“400R”の由来となりました。
もちろんパワーアップしたのはエンジン性能だけではありません。
その超高出力を最大限に活かすべく、ボディ強化からシャシ剛性の向上、冷却類の大容量化、クラッチのツインプレート化、プロペラシャフトもスチールからカーボンに変更など、剛性の強化と軽量化を同時に実現しています。
さらに足回りにも大幅な改良が行われ、NISMOオリジナルセッティングのサスペンションやショックアブゾーバーを搭載。
装着するホイールもワイド化され、エンジンの生み出す馬力とトルクを全て使いこなせるように仕上げられました。
このように様々なチューニングが行われ、走行性能が格段に引き上げられた魅力的な1台である400R。
当時は99台の限定受注生産となっていましたが、実際に生産されたのは55台で、さらに、そこからオーナーの手に渡ったのは40台と言われていることから、極めて希少性が高いモデルです。
また先述のように、この400Rは2024年1月に開催されたカスタムカーの祭典「東京オートサロン2024」でGT-R専門店のCRAFT SPORTSが展示・販売し、“5億円”という高額だったにも関わらず購入者が見つかったことから、大きく話題となりました。
こうして、ファンの間では「究極のR33」とも呼ばれる存在となった400Rをはじめする、貴重なNISMOモデルを見ることが出来るNISMOフェスティバル2024。
車両展示のみならず、トークショーやNISMOブランド40周年をテーマとした様々な企画も準備されているので、ファンならずともクルマ好きなら必見のイベントとなるでしょう。
NISMOフェスティバル2024の開催日は2024年12月1日、開催時間は8時〜16時で、チケット販売の詳細は2024年秋頃にNISMOフェスティバル公式サイトで公開される予定です。