「ZV-E10 II」ブラック(左)、ホワイト(右)

ソニーのVLOGCAM「ZV-E10 II」が本日(8月2日)発売した。カラーはブラックとホワイトの2色。価格は各オープンプライスで、ラインナップと店頭予想価格は、ボディのみが153,000円前後、パワーズームレンズキットが164,000円前後、ダブルズームレンズキットが186,000円前後。

2021年に発売された「ZV-E10」の後継機で、有効約2,600万画素のAPS-Cサイズの裏面照射型Exmor Rセンサーを搭載。画像処理エンジンはBIONZ XRを採用し、前機種から約8倍の高速処理ができるようになり、ミラーレスカメラ「α7 IV」相当のAF性能を装備したことが特徴。リアルタイムトラッキングにも対応する。また、フルサイズ機と同じZバッテリー「NP-FZ100」に対応したことで、高スタミナ化している。

パワーズームレンズキットに付属するレンズが刷新されており、AF性能が強化され、ブリージング補正機能も備えた「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS II」が付属する。

動画撮影は、5.6Kオーバーサンプリングによる4K60pでの撮影に対応。4K30pまでは6Kオーバーサンプリングで撮影できる。カラーサンプリングも4:2:2 10bitに対応。記録方式も従来のXAVC Sに加え、XAVC HS/S-Iでの撮影が可能になった。

S-Cinetone、クリエイティブルック、Cinematic Vlog設定など、VLOGCAMの上位機種「ZV-E1」に搭載されている機能も備えるほか、内蔵マイクもZV-E1と同じ3指向性カプセルマイクとなっており、前方、全方向、後方に指向性を変更できるほか、撮影時の音の発生源に合わせて自動で前方と全方向を切り替えるオートが利用できる。デジタルオーディオインターフェイス内蔵でMIシューも引き続き装備。

スマホとの連携は、「Creators’ App」アプリを使用する。

そのほか、メニューなどのUIが他のBIONZ XR機と同じものになり、直感的なタッチ操作が可能。縦位置撮影時はアイコンなどのレイアウトも縦用に切り替わる。

本体のボタンレイアウトも大きく変更され、制止画/動画/S&Qのスイッチがスライド式に、電源も他のαシリーズ同様にシャッターボタン側へ移動、SDカードの差し込み口が本体側面に変更されているなど、αシリーズで好評だった要素を採用している。