迷惑な「路上駐車」原因で死者多数!? 9割が「危険を感じた」という結果に 路駐経験者が語る「驚きの理由」とは!?
路上駐車に危険を感じた人は「9割」に
時間貸駐車場「タイムズ」やカーシェアサービスなどを展開するパーク24は2024年8月1日、「路上駐車」に関する意識調査の結果を発表しました。
今回の意識調査の対象は、2023年11月24日以降にタイムズクラブ会員に入会し、直近でパーク24グループサービスを利用した5749人です。
【画像】無断駐車すると「注射針で打たれる」場合も!? これが全国の「怖すぎる駐車場」です(11枚)
「クルマを運転していて、路上駐車が原因で危ないと思ったことはありますか」という質問では、89%があると回答。
アンケートを開始した2013年以降、毎回約9割を占める結果が続いている現状が、明らかとなりました。
いっぽう「2年以内に路上駐車をしたことはありますか」という質問では、あると回答した人は22%となり、2013年の45%と比べて半減しています。
路上駐車をしないという人が増えた背景として、同社は「ドライバーの意識向上とともに、クルマをとめる場所の整備が進んでいることが影響している」と分析しています。
路上駐車をした理由については、「駐車場にとめるほどの時間ではなかったから」が56%で最多。
次に「近くに駐車場がなかったから」が26%、「交通量が少なかったから」が6%となっています。
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警察庁交通局が公表している「駐車対策の現状(2023年11月)」によると、駐車違反の取締り件数は年々減少傾向にあるとはいえ、2022年の時点でいまだ80万件を超える状況です。
駐車車両が原因の交通事故は1499件、死亡に至る事故は28件発生しています。
また路上駐車は交通事故を引き起こすだけでなく、交通渋滞の要因となるほか、緊急車両の通行妨害にもなっています。
路上駐車に関して、パーク24グループは時間貸および予約制の駐車場を拡大して駐車環境の整備を進めるとともに「今後も(8月9日の)『パークの日』の啓発活動を通じて、路上駐車のない安全な社会の実現を目指してまいります」としています。