聖火点灯を行うテディ・リネール(手前)とマリージョゼ・ペレク氏【写真:ロイター】

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パリ五輪が開幕

 パリ五輪は26日(日本時間27日)、セーヌ川沿いで開会式が行われた。夏季五輪としては史上初めて、競技場の外で開催。聖火点灯はテディ・リネールとマリージョゼ・ペレク氏が行った。豪華オリンピアン、パラリンピアンがリレーした。

 セレモニー最終盤。サッカー元フランス代表のジネディーヌ・ジダン氏が登場。聖火をラファエル・ナダルに手渡した。ナダルはセーヌ川をボートで移動。同乗していたセリーナ・ウィリアムズ氏、ナディア・コマネチ氏、カール・ルイス氏の手にも渡った。

 その後、聖火は陸路を移動。ルーブル美術館の前を通過し、最後は柔道のレジェンド、リネールと陸上女子で3つの金メダルを獲得しているペレク氏の2人で点灯した。IOCのトーマス・バッハ会長が「今大会は男女同数を実現する初めての大会である」とスピーチで話したようにジェンダー平等が推進される今大会。それを象徴するように男女2人で大役を務めた。

 入場行進は船を使用。異例の演出となった。セーヌ川沿いでは様々な演出がなされ、レディ・ガガら豪華なパフォーマンスも多数。あいにくの雨になったが、華やかにパリの街が彩られた。

 花の都パリでは1924年以来、100年ぶり3度目の開催。32競技、329種目が実施される。スローガンは「広く開かれた大会」で、環境に配慮した五輪を目指している。

(THE ANSWER編集部)