個展で自身の髪の毛を配ろうとしていた香取慎吾

 7月17日に配信されたインターネット番組『ななにー 地下ABEMA』(ABEMA)に出演したのは香取慎吾

 そこで、2019年に個展を開いた際のエピソードを語った。香取は制作の素材になればと集めていた散髪時の「髪の毛」を、なんと個展の来場者に配布しようと考えていたという。

 その“奇策”も結局、専門家から「髪の毛1本から香取のクローンが作れる」と将来的なリスクを指摘されたため見送ったという。

 これに香取は“ゾッとした”そうだが、このエピソードがYahoo!ニュースで報じられると、その記事のコメント欄では、香取に対する嫌悪感が広がった。

《ファンでも嬉しい!?みたいなコメントあるけど絶対嬉しくない》

《実際は不衛生だからね。綺麗にしたとて髪はナマモノだからな。保存方法次第ではあるが、雑菌とかダニとか湧くからね。まぁそもそもシンプルに怖い発想だけど》

《クローンとか以前汚らしい、辞めて》

《髪を配るとか発想がヤバすぎる》

“髪の毛の配布”は、これまでまったく実例がないわけではない。

 お笑いコンビのトム・ブラウンは、自身の冠ラジオ番組『トム・ブラウンのオールナイトニッポン0』(ニッポン放送)を放送した際、メールが読まれたリスナーに布川ひろきの髪の毛を贈呈していたのだ。

 彼らの場合は“芸風”と言えそうだが、香取は「芸術家」として本気の考えだったのだろう――。

 何より、近年の香取は「その志向が強まりつつある」と芸能事務所関係者が語る。

「香取さんは『新しい地図』として独立した後は、精力的にアーティスト活動をおこなっています。2018年には、フランスのパリで海外初個展『NAKAMA des ARTS』を開催、2019年には日本で『BOUM! BOUM! BOUM! 香取慎吾NIPPON初個展』を行い、“髪の毛配布”はこのときのアイデアだったのでしょう」

 配られなかった約10年分の髪の毛は、2019年制作の『くろうさぎ』となり、2023年に開かれた個展『WHO AM I -SHINGO KATORI ART JAPAN TOUR-』で展示されている。

 作品に生かすぐらいが、ちょうどいいのかもしれない。