四川料理の名店でキャリアを積んだ実力派シェフが中央に立ち、まるでライブを楽しむようにゲスト全員でカウンターを囲む中華料理店『中国菜ARATA』

デートにもおすすめの誰かを誘いたくなる良店。大人たちを高揚させる、その充実のコース料理とは?


流麗なカーブを描くカウンター席を、高揚感が包み込む

完成した料理はまず目の前に運ばれ、その場で取り分けられる。奥行きがたっぷりと確保されたカウンターとハイスツールが“非日常感”を後押しする


中華といえば円卓だが、『中国菜ARATA』にそれはない。

隣り合うゲストは見知らぬ者同士だし、コースのみとはいえ一斉スタートでもない。なのに、カーブを描くカウンター席に座って料理を楽しむうちに、不思議と一体感が生まれてくる。

それがまた心地良くて、リピーターが増えていく。



ゲストの反応をダイレクトに感じたくて、このレイアウトにしたのだとか。「直接コミュニケーションがとれるのも魅力ですね」と中園シェフ


『天外天』、『飄香』で学んだ中園健司シェフが繰り出す「おまかせコース」は3種類。

手間を惜しまず、自家製の調味料を駆使した四川料理は、そこかしこに優しさが光り、食べ疲れない。旬の素材がそれぞれの持ち味を存分に活かし、皿の中で躍動する。

カウンター越しに流れてくる香り、音、そして迷いなく鍋を振るうシェフの機敏な動きが目をも楽しませる。




香りとスパイスが食欲を刺激する「牛ロースの翡翠山椒スープ煮」。

美しい緑色の正体は椒麻(ジャオマー)。ねぎの青い部分に花椒を加えてペースト状に仕上げる四川の調理法だ。




香りが食欲をそそる「鮮魚と旬野菜のソテー 発酵チリソース」。




店の看板メニュー「あわび海鮮おこげ」。


追加の〆には特製麻婆豆腐を


コースのラストはおこげだが、〆に麺やご飯ものを加えたいときはプラスオンでチャーハンや担々麺などの追加も可能。

おすすめは「ARATA特製麻婆豆腐とライス」¥1,100。いずれも「ディナーコース 芙蓉」(¥13,200)の一例。


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