柏レイソルのドラマは最後に待っている? 後半AT弾での劇的勝利は今季J1トップを記録
2024明治安田J1リーグ第22節でFC東京と対戦した柏レイソル。
柏のホームで行われたこの試合で先手をとったのはFC東京だ。開始早々の4分に右サイドの安斎颯馬のクロスをディエゴ・オリヴェイラが頭で合わせて、先制ゴール。早くも1点を追いかける形になった柏だったが、14分にピッチ中央にマテウス・サヴィオが侵入すると、左サイドへスルーパス。走り込んでいたジエゴがこれを決めて早くも同点に。勢いに乗る柏はさらに32分、FC東京のGK野澤大志ブランドンのキックミスを高嶺朋樹が胸トラップから左足一閃。スーパーゴールで逆転に成功する。
追いつかれた柏は猛攻を仕掛けるも、ゴールは奪えず、試合はこのまま引き分けで終わるかと思われた。しかし後半ATにドラマが待っていた。90+4分にゴール前に詰めていた戸嶋祥郎がボレーシュートを叩き込み劇的決勝点を決めたのだ。
柏は今シーズン、第14節の湘南戦(2-1)、第15節の札幌戦(2-1)でも後半ATのゴールで勝利している。今節を合わせると3回後半AT弾で勝ち点3を手にしている柏だが、データサイト『Opta』によると、後半ATのゴールによって勝利した試合数はJ1トップとなるようだ。
チームとして貪欲に最後まで勝ち点3を取りに行く姿勢がこの結果に現れており、柏のドラマは後半ATに待っているのかもしれない。劇的勝利で勝ち点3を手にした柏は2連勝を飾り、現在11位となっている。