(左から)山崎まさよし、酒井大成 ©「三ツ矢先生の計画的な餌付け。」製作委員会・MBS 

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 山崎まさよしと酒井大成がW主演を務める連続ドラマ『三ツ矢先生の計画的な餌付け。』が、7月25日よりMBSのドラマフィル枠で放送されることが決定した。

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 本作は、2020年から2022年まで『マンガよもんが』(ぶんか社)で連載され、2024年1月に単行本化された松本あやかによる同名漫画を実写ドラマ化するヒューマングルメラブストーリー。大人の色気をまとった50代のイケオジ有名料理研究家・三ツ矢歩と、元球児のピュアでまっすぐな雑誌編集者・石田友也が、美味しいごはんと丁寧な生活によって心を通わせていく。

 監督を務めるのはは、ドラマ『きのう何食べた?』(テレビ東京系)などの野尻克己。脚本は、Netflix映画『彼女』、映画『交換ウソ日記』の吉川菜美が手がける。

 三ツ矢歩役を演じるのは、ドラマ『奇跡の人』(読売テレビ・日本テレビ系)以来、26年ぶりの地上波連続ドラマ主演となる山崎。石田友也役を、2023年に放送された『王様戦隊キングオージャー』(テレビ朝日系)でギラ/クワガタオージャー役を務めた酒井が演じる。

 山崎が演じる三ツ矢は、ゆったりとした関西弁の優しい中年だが、ときどき辛辣で毒舌な料理研究家。そのキャラクターを生かし、雑誌のコラムやテレビのコメンテーター、エッセイストなど、あらゆる分野で活躍している。同性愛者であることを公表しているが、現在は恋人なく、古い一軒家に愛犬と共に暮らしている。一方、酒井が演じる石田は、学生時代は野球に打ち込み、プロ入りの可能性もあったが断念した過去がある、女性向けファッション雑誌の編集者。ピュアで一直線だが、肝心なところで弱気になってしまう性格。仕事にやりがいを見つけられず葛藤する日々の中、先輩の代理で三ツ矢のコラム連載を担当することになってしまう。

 三ツ矢の家を初めての訪問した石田は卒倒するほど緊張していたが、三ツ矢が振る舞う料理にすっかり胃袋を掴まれる。さらに自分を見つめる三ツ矢の優しい視線、朗らかな人柄、時折見せるかわいらしさにすっかり惹かれていき……。

 あわせて、本作のオープニング主題歌が、シンガソングライターでもある山崎が書き下ろした新曲であることも発表された。

 山崎、酒井、原作者の松本、脚本の吉川、監督の野尻からはコメントも到着した。

コメント山崎まさよし(三ツ矢歩役)

皆さんの明日が健康で健やかでいられますように、という「おまじない」のようなドラマです。ドラマを見た方が食べたくなるような料理もたくさん出てきます。美味しそうな料理とともに、三ツ矢と登場人物との人間模様や成長もお楽しみ頂ければ嬉しいです。

酒井大成(石田友也役)

石田は元球児で編集者という役柄だったので、現場では初めての挑戦を沢山させていただきました。また僕自身、初めて原作ものに挑戦させていただくということで難しさもありましたが、野尻監督を初め、色々な方にアドバイスをいただいたり、三ツ矢先生との関係性から沸き起こる感情や、料理で気持ちが安らいだり、嬉しくなったり、昔の記憶を思い出したりなど色んな感情を監督とすり合わせ、噛み締めながら撮影していました。大好きな人と食卓を囲みたくなるような心温まるヒューマンドラマとなっています。是非楽しみに待っていてください!

松本あやか(原作者)原作の持つエッセンスのようなものを、たくさんのプロフェッショナルの方々がコトコト煮込んで素敵なドラマに仕上げて下さいました。先日撮影現場にお邪魔したのですが、キャストの山崎さん、酒井さんのキャラクターとしての佇まいが本当に素晴らしく、御二方がそれぞれ重ねてきた年輪の醸し出すハーモニー、その化学反応。ぜひぜひ皆さんの目で目撃していただけたらなと思います。この夏、お腹も心もキュンとする時間を一緒に過ごしませんか?

吉川菜美(脚本)好きな人とご飯を食べたくなる優しい物語です。傷ついた大人が、ご飯を通して、もう一度踏み出してみる勇気を得る。臆病ながらも少しずつ関係を築いていくふたりの様子が可愛らしくて、この素敵な原作の世界観を壊さないようにありったけの愛を込めました。このドラマを見て、お腹がすくのを感じてほしい。もしも誰かを食事に誘いたくなったら、それが三ツ矢先生の「一日三回のおまじない」なのかもしれません。

野尻克己(監督)「山崎まさよしさんでドラマを撮りませんか?」と話をいただいたのは冬。そして、酒井大成くんと出会ったのが春。撮影は夏。猛暑の中、キャストは冬の衣装を着て、熱々の料理を作り、そして今にも沸騰するような恋を撮影。キャスト、スタッフは全員汗だく。だけど、撮りあがった画はとても爽やかで愛に満ちております。とてもいい作品になるのではないか?いや、なる!この夏、二人の行く末をどうぞ見守ってください!

 (文=リアルサウンド編集部)