ドル円160.45近辺、ユーロドル1.0695近辺=ロンドン為替

 ロンドン午前、ドル円は160.45近辺、ユーロドル1.0695近辺での推移。ロンドン序盤にはややドルが買われたが、その動きは限定的。足元では再びドルが軟調に推移している。ただ、6月に入ってからのドル高の流れには変化はみられず、明日の米PCEデフレータ発表を控えた調整の動きにとどまっている。

 円関連では、内閣府関係者が「金融政策を行う上で円相場動向を注視している、円安は物価上昇要因」との内田日銀副総裁発言を伝えた。ユーロ関連では、レーンECBチーフエコノミストがポッドキャストで「当局者は金利に敏感に対応、引き続き先入観持たず」とコメント。カジミール・スロバキア中銀総裁が「ECBの金利、静かな夏を予想、年内にあと1回の利下げを期待できると考えている」と発言した。ただ、いずれにも円やユーロが直接反応する動きはみられなかった。

USD/JPY 160.44 EUR/USD 1.0693