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中国系オンラインマーケットプレイスのTemuがユーザーの個人情報を入手し販売しているとして、アメリカ・アーカンソー州司法長官がTemuを提訴しました。

240625_Arkansas-sues-Temu-owners_lawsuit.pdf

(PDFファイル)https://www.kark.com/wp-content/uploads/sites/85/2024/06/240625_Arkansas-sues-Temu-owners_lawsuit.pdf

Arkansas sues Chinese online retailer Temu, claims site illegally accessing user information | KARK

https://www.kark.com/news/state-news/arkansas-sues-chinese-online-retailer-temu-claims-site-illegally-accessing-user-information/amp/

アーカンソー州のティム・グリフィン司法長官は、Temuがカメラや位置情報、連絡先、テキストメッセージなど、ユーザーのスマートフォンが抱える情報へ無制限にアクセスできるようにアプリを設計しており、さらにそうしたアクセスについて意図的に隠していると指摘しています。

さらにグリフィン司法長官は、Temuが得られた情報を第三者に販売して収益を得ているとの見解を示しています。

これにより、アプリをインストールしている人の情報はおろか、インストールしている人が保存する他人の情報すら危険にさらされているとし、州の不正取引慣行法および個人情報保護法に違反するとして、グリフィン司法長官はTemuを訴え、是正を求めました。

グリフィン司法長官は声明の中でTemuを「マルウェアとスパイウェアの機能を有している」と指摘し、アーカンソー州とアメリカをセキュリティとプライバシーの面で危険にさらしていると主張しています。



アーカンソー州が中国のビジネス利益に異議を唱えたのはこの訴訟が初めてではなく、2023年には州議会が外国政党支配企業による不動産所有についての法律を可決し、中国企業ChemChinaの子会社となったSyngenta Seedsが所有する州内の土地の売却を命じています。

なお、Temuはアメリカで着実に勢力を拡大しており、月間アクティブユーザーは国内だけで4700万人いると指摘されています。

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