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 【神奈川】茅ケ崎市教育委員会は21日、市立中学校で3月に配った1年生の通知表の評定などに誤りがあったうえ、担当教諭から報告を受けた当時の校長が事実を隠し、成績の訂正を行わなかったと発表した。

 校長は3月末で役職定年となり、4月に着任した新校長に教諭が報告して発覚した。

 誤りがあったのは、昨年度の後期の国語の評価や評定で、システムの操作ミスで期末テストの結果が反映されず、計20人が事実と異なる評価となり、8人は5段階の評定も違っていた。

 担当教諭は保護者の問い合わせで誤りに気づき、校長に報告したが、そのままにされたという。

 元校長は現在、市内の別の中学で教諭として勤務。市教委に対し、1年生の成績で進路への影響が少ないことや、通知表差し替えによる教職員への負担を考慮したと説明しているという。