西武の親会社、西武ホールディングスの株主総会が行われた

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 西武の親会社、西武ホールディングス(HD)の株主総会が21日、埼玉県所沢市内で開かれ、株主から昨季まで西武に在籍した山川穂高内野手(現ソフトバンク)の不祥事に関する質問が出た。株主から「昨年、球団内で特大の事件があった。影響は球団だけではなくグループ全体に及んだかなと。グループ全体の損失額はトータルでいくらぐらいあったのか。不法行為を起こした選手に損害賠償を請求する予定はあるのか」という声が上がった。対応した西武の奥村剛球団社長は「昨年、皆さま方にご心配おかけして申し訳ございません。無制限の公式戦出場停止にいたしておりました。FA制度で他球団に移籍という形になりました。外部の有識者の方々と相談をしコンプライアンスについて社会的責任を含めて対応しておりました。不法行為というところにつきましては、今のところ考えておりませんし、これからも適正に対応して参りたい」と説明した。

 山川は西武に在籍していた昨年5月に強制性交の疑いで書類送検され、8月に嫌疑不十分で不起訴処分となっていた。昨オフにFAでソフトバンクに移籍していた。