「落書きからイラスト生成」「常にカメラ目線に補正」といったMicrosoft純正AI機能をSnapdragon X Eliteを搭載したCopilot+ PCで使ってみた
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2024年6月15日、ペイントで書いた落書きから高品質イラストを生成できる「CoCreator」やカメラで撮影した映像をリアルタイム補正できる「スタジオエフェクト」といったAI機能を含む大型Windowsアップデート「Windows 11 バージョン24H2」がリリースされました。Windows 11 バージョン24H2は高性能なAI処理チップを搭載したCopilot+ PCでしか使えないのですが、ちょうどASUSからSnapdragon X Eliteを搭載したノートPC「ASUS Vivobook S 15 S5507QA」が届いたので、AI機能の「CoCreator」「スタジオエフェクト」を使ってみました。
https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/copilot-plus-pcs
ASUS初のCopilot+ PC「ASUS Vivobook S 15 S5507QA」を発売 | News|ASUS 日本
https://www.asus.com/jp/news/gjaubuti8zbsqmip/
◆AI機能はCopilot+ PC専用
AI機能を含むアップデート「Windows 11 バージョン24H2」はAI処理性能に優れたCopilot+ PC向けにリリースされており、旧来のPCでは利用できません。今回はSnapdragon X Eliteを搭載したASUS製のCopilot+ PC「ASUS Vivobook S 15 S5507QA」を使います。
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Windowsのバージョン情報はこんな感じ。
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◆ペイントで落書きから高品質イラストを生成できる「CoCreator」
CoCreatorはWindows標準ソフトウェアの「ペイント」に搭載された機能で、大ざっぱに描いた線から高品質イラストを生み出せます。使い方は次の通り。
まずペイントで絵を描き、画面右上の「CoCreator」ボタンをクリックして「作成する画像の説明」と記された入力欄にテキスト(プロンプト)を入力します。今回は「砂漠。」と入力しました。
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すると、CoCreatorが絵とプロンプトに基づいた絵を生成してくれます。生成にかかった時間は数秒程度でした。
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「創造性」のスライダーを動かし、AIによる調整の増減を設定することもできます。左に動かすほど下描きが維持され、右に動かすほど下描きが無視されるようになります。
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また、「スタイル」を選択してアニメ調にしたり水彩画風にしたりすることもできます。
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以下の動画を再生すると、CoCreatorで画像をサクサク作成する様子を確認できます。
Copilot+ PC対応のPCで純正ソフト「ペイント」の画像生成機能「CoCreator」を試してみた - YouTube
生成された画像をクリックするとキャンバスに反映されました。あとは、これまでのペイントと同様に、描き足したり保存したりすることができます。
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◆スタジオエフェクト
スタジオエフェクトは標準ソフトウェアの「カメラ」で使うことができます。今回は被写体の目の位置を補正するという「テレプロンプター」機能を使ってみました。カメラの設定画面から「アイコンタクト」をオンにし、「テレプロンプター」を選択します。
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テレプロンプターの効果を人形で試してみた動画が以下。黒目がカメラ目線になるように補正されています。ただし、目の動きがガクガクしていて違和感あり。
Copilot+ PC対応のPCで目線補正機能を試してみた - YouTube
実際の顔で試してみたところ、顔はまっすぐカメラに向けつつ、目線だけをそらしたときにうまいこと有効になりました。顔を横に向けたりうつむいたりすると補正が外れてしまいます。