TGLに参戦する松山英樹(提供写真)

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 ボストン・コモンゴルフは18日、マスターズ・トーナメントを含む米男子ツアー通算9勝の松山英樹がチームに加わり、ロリー・マキロイ、キーガン・ブラッドリー、アダム・スコットと先端技術を駆使したゴールデンタイムのチーム対抗戦「TGL presented by SoFi」に参戦すると発表した。

 ボストン・コモンゴルフのプレジデント兼最高責任者のマーク・レブは「グループの全員を代表して、これまでにないチームゴルフを披露する画期的な事業にヒデキが参加してくれたことに深く感謝したい。ヒデキの冷静さや、そのリカバリー力は、ロリーのダイナミックなスキル、アダムの経験、そしてキーガンの粘り強さを完璧に補完し、私たちを強大な勢力にしてくれるだろう。歴史的なマスターズ制覇、技術的精度、そして揺るぎない練習意欲が彼のゴルフ界のエリートとしての地位を確固たるものとした。

 私たちボストン・コモンゴルフは世界の4大陸を代表する選手で構成されるチームとなり、それぞれがメジャー優勝者だ。彼の青少年へのレッスン会を通じた世界や日本でのゴルフ振興へのコミットメントは、新しい世代を刺激するものであり、私たちのチームに迎えられることを幸運に思う」と語った。

 松山は「ボストン・コモンゴルフへ加入しTGLの一員となれたことをうれしく思います。ロリー、キーガン、アダムという3人の尊敬すべき素晴らしい選手たちとチームを組むことができ、興奮と期待にあふれています。ともにゴルフの裾野を広げ世界中のファンにとって忘れられない新しい体験を作り出すことを願い、そして何よりこの4人で一緒に優勝することを楽しみにしています」と話した。

 松山は今年2月にジェネシス招待で優勝するなど世界ランキング12位につけ自己最高は2位。

 米ツアー通算26勝でメジャー通算4勝のマキロイは「今日はゴルファーとしてだけでなく一人の人として多くの尊敬を集めるヒデキを迎えることができ、ボストン・コモンゴルフにとってとても重要な日となりました。日本で最も優れたアスリートの一人である彼の加入と、TGLのテクノロジープラットフォーム及びフェンウェイスポーツグループの専門知識の融合は、世界中の視聴者に手を広げる力添えとなるでしょう」と語った。

 ボストン・コモンゴルフは新しいゴルフリーグとして先端技術、革新性、ファン参加に焦点を当て、ゴルフへの斬新なアプローチを提供する「TGL presented by SoFi」の発足6チームの内の一つ。TGLのチーム競技は従来のゴルフとバーチャルゴルフを融合させ、ゴールデンタイムの2時間で対戦が行われる。

 ボストン・コモンゴルフはホームページのほか、インスタグラムやX(旧ツイッター)などのSNSや、YouTubeでもコンテンツを配信している。

 【TGL presented by SoFi】

 米男子ツアーのスター選手で構成される6チームによる先端技術とライブアクションを融合させた新しいゴルフリーグ。米国では2025年1月からESPNとESPN+(プラス)でゴールデンタイムでの放送が始まり、フロリダ州パームビーチガーデンズのパームビーチステートカレッジのキャンパス内にあるTGLの特設アリーナ「SoFiセンター」が舞台となる。

 テクノロジーはTGLの根幹的要素、チーム戦としてのゴルフを進歩的かつ短時間でファンに提供。TGLの6チームには、アトランタドライブGC、ボストン・コモンゴルフ、ジュピターリンクスゴルフクラブ、ロサンゼルスゴルフクラブ、ニューヨークゴルフクラブ、ザ・ベイゴルフクラブがあり1チーム4人で構成される。