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 ◇交流戦 ヤクルト5―3オリックス(2024年6月14日 京セラD)

 ヤクルト・奥川恭伸投手(23)が980日ぶり勝利。ヒーローインタビューでは声が詰まるほど号泣した。

 復帰登板を5回7安打1失点で乗り切り、「期待してもらっている中、凄い長い時間待たせてしまった。勝つことができてうれしい」。ファンへの思いを聞かれて、こらえていた感情がせきをきって流れ出した。

 涙があふれ、言葉が出てこない。ようやく「ファンの皆さんの温かい声援をいただいて…本当に…うれしかったです…」。ユニホームで涙を拭いながら声を絞り出した。

 右肘痛、足首痛、腰痛など度重なるケガを乗り越えてマウンドに戻ってきた2019年のドラフト1位右腕。

 奥川の勝利は2021年10月8日の阪神戦以来。これがプロ10勝目だった。