横浜FMでプレーするA・ロペス【写真:徳原隆元】

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白熱する国立決戦

 6月1日に行われたJ1リーグ第17節、鹿島アントラーズと横浜F・マリノスが対戦。

 国立競技場で行われた試合では1-1で迎えた後半27分、両チームの選手たちが一触即発になる場面があった。

 きっかけはFWアンデルソン・ロペスがMF仲間隼斗に仕掛けたタックルだった。直前にプレスバックしてきたFW鈴木優磨のショルダーチャージを受けてボールロストをしたA・ロペスは、すぐに立ち上がってボールを回収していたMF仲間隼斗のボールを奪いに行く。

 ボールロストから守備に切り替えたのは良かったが、仲間の足を刈り取るような形となった。ボールの近くにいた鈴木をはじめ、鹿島の選手たちはこのプレーに激怒。木村博之主審の周りを両チームの選手が入り乱れる事態となった。

 木村主審はA・ロペスにイエローカードを提示。A・ロペスもこれを受け入れて、事態は収まったが残り時間が短くなるにつれて両チームの選手たちはヒートアップしている。そのなかで鹿島は後半29分にDF濃野公人が逆転ゴールを決め、公式発表5万2860人を集めた国立競技場は、この日一番の盛り上がりを見せた。(河合 拓 / Taku Kawai)