バルセロナの新指揮官に就任したハンジ・フリック監督【写真:ロイター】

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フリック氏がバイエルン時代に始動した選手の姿に再注目

 スペイン1部FCバルセロナは5月29日、来季よりハンジ・フリック氏が監督に就任すると発表した。

 かつてドイツ1部バイエルン・ミュンヘンで数々のタイトルを獲得してきたフリック氏だが、その指導の“成果”に海外メディアが注目している。

 シャビ・エルナンデス前監督の進退の件では、状況が二転三転。4月25日にクラブは記者会見を開きシャビ監督の来季続投を正式に公表した。しかし、再び退任の噂が浮上し、5月24日に正式に解任を発表。29日にフリック氏が新監督の契約にサインした。

 そんなフリック氏は、かつてバイエルン監督時代に2019-20、20-21シーズンにブンデスリーガ2連覇。UEFAチャンピオンズリーグ(19-20シーズン)の王者にも導いた。輝かしい功績を持つなか、その指導を受けた選手の肉体変化が話題を呼んでいる。

 米スポーツ専門局「ESPN」フットボール版公式X(旧ツイッター)では、「フリック監督時代のバイエルン・ミュンヘンにおける選手の変貌」と題し何人かの選手をピックアップ。フリック氏が務めたバイエルン時代の体型と、それ以前(または以後)の肉体変化を比較し紹介している。

 DFアルフォンソ・デイビス(バイエルン)やFWロベルト・レバンドフスキ(バルセロナ)など5人の選手の比較画像が公開され、フリック氏の指導した際の体型は筋骨隆々な姿となっている。

 同メディアはこうした絞った体型の変化もフリック氏の功績だと報じ、ファンも「フリックのトレーニング法が知りたい」「ワイルドだ」「ガビとペドリは、フリックのフィットネスプログラムに賛同すれば、止められない存在になるだろう」「新しい姿を期待」「フリックエフェクトだ」といった期待の声を寄せた。

 フリック氏はバイエルンを率いたのち、21年8月からはドイツ代表の監督に就任。23年9月9日の国際親善試合で日本に敗れた翌日、ドイツサッカー連盟(DFB)より解任された。バルセロナで新たな挑戦となるなか、選手の肉体変化にも注目していきたい。(FOOTBALL ZONE編集部)