共演俳優との相性について語ったエミリー・ブラント。過去にはキスシーンを演じて吐き気を感じたこともあったという

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女優エミリー・ブラント(41)が米ラジオ番組にゲスト出演し、映画の相手役との相性について本音を語った。エミリーは共演俳優と相性が合わない時、相手の長所を見つけるように努力しているという。しかしある俳優とキスシーンを演じた時は嫌悪感に襲われ、吐き気をもよおしたそうだ。

エミリー・ブラントが現地時間4月30日に放送されたラジオ番組『The Howard Stern Show』にゲスト出演し、共演する俳優との相性の築き方について語った。

エミリーは、一緒に仕事をしていて楽しくない人達とも上手くやるように努力したと話すと、何度も「好きとは思えない共演者達と相性がぴったりという雰囲気で、ロマンティックなシーンの撮影をこなした」と明かした。

そして「時には奇妙なこともあるわ。まったく努力せずに意気投合することがあっても、それがスクリーンに反映されないこともあるの」と述べ、こう続けた。

「相性とは奇妙なものね。瓶詰めにすることも売買もできない、空気みたいなもの。あるようで、ないようなものよ。誰かと自然に心が通い合う関係にあれば、もっと簡単なのにね。」

そう語るエミリーは、共演者との相性があまり良くない場合に、相手の長所を一つでも見つけるように心がけているという。

「たとえば、その人の笑い方が素敵とか、話し方が好きという感じでね。それから礼儀正しいとか。どんなことでも良いの。その人について好きなところや、キャラクターとして好きなところを見つけて、受け入れるようにするの。」

しかしこのような努力にもかかわらず、エミリーはある共演者とキスシーンを演じた際、紛れもなく嫌悪感を覚えたことがあったそうだ。

司会者のハワード・スターン(70)が「その時、吐きそうになった?」と尋ねると、エミリーは「もちろん。その通りよ」と認め、「極端な嫌悪感とは言えないけど、あのシーンは確実に楽しんでいなかったわ」と当時を振り返った。

そして番組で言及した共演者が誰であるかについて聞かれると、「絶対に言わないわよ!」と断言した。

これまでにエミリーは、トム・クルーズ(61)、マット・デイモン(53)、コリン・ファース(63)、キリアン・マーフィー(47)ら大物俳優と共演してきた。映画『オッペンハイマー』では、キリアン演じる主人公の妻を演じ、アカデミー賞にノミネートされた。

日本で今夏公開のアクション映画『フォールガイ』で、エミリーはライアン・ゴズリング(43)演じる主人公の元恋人役を務めている。エミリーはライアンと一緒に仕事をするのを楽しんだようで、相性が抜群だったことをこう話した。

「私は彼の妻エヴァ(女優エヴァ・メンデス、50)が大好きだし、彼らの子ども達も大好きなの。彼のような素晴らしい人物と友人になれたことを、とても幸運だと感じているわ。」
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)