受刑者に対して「存在を反省しろ!」 刑務官役・上川隆也の迫力が「めちゃめちゃこわい」「マジで心抉られた」<ドラマ『Believe』>
4月25日(木)より放送開始した木村拓哉主演のドラマ『Believe−君にかける橋−』。
主人公が刑務所に入る展開となった第1話だが、刑務所の区長・林一夫役を務める上川隆也の迫力満点な演技に震えあがる視聴者が続出している。
◆ドスのきいた声で「存在を反省しろ」
第1話では、帝和建設の土木設計部部長である主人公・狩山陸(木村拓哉)が建設に携わっていた「龍神大橋」で大きな事故が起きた。事故の責任をとることになった狩山は、懲役1年6カ月を言い渡される。
持ち前の“人たらし”な性格もあり、刑務所内でもうまくやっていた狩山だが、そんな彼に意味深な“監視”の目を向け続けていたのが、受刑者たちから恐れられている国立刑務所・処遇部門第3区・区長を務める刑務官の林一夫(上川隆也)だ。
第1話終盤、狩山と林は対峙することになるが、林は狩山の経歴を見て「狩山陸。大学の工学部を優秀な成績で卒業後、大手ゼネコンに入社。いわば、日の当たる道を堂々と歩いてきた人間だ」と淡々と話す。
さらに林は、「しかしねぇ狩山さん、そんな太陽のような存在は、いるだけで周囲をざわつかせる。もめ事を招く」と続けた。
そして、ゆっくりとドスのきいた声で放った最後の一言が、「存在を反省しろ」。
このあまりにも冷淡かつ極端な林の言葉に、SNS上では視聴者から「上川さんめちゃめちゃこわい」「マジで心抉られた」「優しい上川隆也さんは何処へ」など、上川の演技の迫力に驚く反応が多く投稿されていた。
◆「その発注書は無かったことにしてくれますか」
クセのある登場人物は、刑務官の林だけではない。狩山が働く帝和建設の代表取締役社長・磯田典孝(小日向文世)も第1話で強い印象を残した。
普段の磯田は物腰が柔らかく、狩山にも優しい良き理解者だが…。
狩山は、龍神大橋の事故を調べると、自分の設計変更に問題はなく、指示していない材料が使われていたことに気がつく。しかも材料は、差額を抜き取るために故意に安価なものに変えられていた。狩山は調べたことを磯田に話し、これを警察に報告すると告げる。
すると磯田は突然、「狩山くんご家族は?」と質問。狩山が家族は妻だけだと返すと、磯田は「その発注書は無かったことにしてくれますか」と、とんでもないことを言い出した。
磯田は、事故ではなく人災であることがおおやけになれば会社が大変なことになると語り、狩山が責任を被ることを提案。このとき磯田は、狩山に「必ず名誉を回復する場をつくります」と申し訳なさそうにしていたが…。
いったい磯田は、狩山にとって敵なのか? 味方なのか?
さまざまな思惑が交錯するドラマ『Believe−君にかける橋−』。今後の人間関係から目が離せない。