迫り来る美形とダンス! KAI(EXO)のVRコンサート『LYNK-POP : THE VR CONCERT KAI』から目が離せない
世界で活躍するK-POPパフォーマー「KAI(EXO)」のVRコンサート『LYNK-POP : THE VR CONCERT KAI』が、2024年4月17日(水)から5月19日(日)まで、RED° TOKYO TOWERにて開催されている。韓国発のVRコンサート「LYNK POP」シリーズに、aespaに続いて登場したKAI。VRコンサートと、同会場にてあわせて開催されているコラボカフェ、特設コーナーの様子をレポートする。
文明万歳!
筆者自身、同会場にて開催されていたaespaのVRコンサートも体験しており、これが2回目となる。VRコンサート体験二度目にして確信したが、このコンテンツは面白い……! 全世界の人に勧めてまわりたいくらい面白い。連動する超鮮明な映像・音・カメラワークは圧巻だし、息がかかりそうな距離で繰り広げられるパフォーマンスは、プライベートコンサートと言ってもいいくらいの親密さを味わわせてくれる。
入場特典にホクホク
特別な体験を楽しめるだけでなく、VRコンサートのチケットにはスペシャルチケット(紙)、A5クリアケース、フォトカードキーホルダー、フォトカード2枚(期間別固定1枚+ランダム1枚)という豪華特典がついてくる。体験の記憶をリアルな形で手元に残しておける、にくい心遣いである。
VRコンサートのお作法
夢の世界に連れていってくれる三種の神器
会場に入ったら、フェイスカバー、VRゴーグル、ヘッドフォンを装着して夢の世界へダイブしよう。ゴーグルはパッと見るといかついが、意外と軽い。ロングヘアは下ろすか、低めの位置でまとめるとスムーズに着けることができそうだ。
体験準備中
装着! ここのフィット感は大事なところなので、焦らずじっくりと調節しよう。上映は個人ごとのタイミングで行われ、視線や手のセットが完了するまで始まらないようになっているので、納得いくまでセッティングをどうぞ。個人的には、ガッツリ頭全体を覆うように装着し、リアルワールドが目の下からも全く見えないくらいに装着するのが好みだった。使い捨てのフェイスカバーがいい仕事をしてくれて、体験後もファンデーションがほとんど付いていなかったのは嬉しい驚きだ。
VRゴーグル&ヘッドフォンの扱いについては丁寧にスタッフさんが解説してくれる。困ったことや不明点があれば、手を挙げるとすぐ飛んできてくれるので安心だ。
体験準備中
写真は、両手のセットアップが完了したところ。VR空間上では、ちょうど腕にコンサートのリストバンドが「キラーン!」と装着されて、開始前のテンションが最高潮に達しているところである。そして……
甘い時間はあっという間に
~VRコンサート開演~
~そして終演~
私(鑑賞者)とKAIの間に何があったかは、ここでは書けない。ふたりの秘密である。
歌声やダンスを堪能できるのに加え、本公演ではVRという媒体を最大限に活かし、よりアーティストとの親密さに特化した演出が施されていた。物理的に、とにかく近い。生身の人間なら恋人同士でしかありえない距離である。そこには、アイドルが一歩踏み出し、境界線を越えてきてくれた! という不思議な感動があった。恥ずかしくて反射的に目をつぶってしまったのが返す返すも心残りである。
曲の合間のMCは韓国語と英語を織り交ぜたもので、字幕は出ない。でも、むしろそこがいい。KAIの表情を見ていれば大体の内容やテンションは伝わってくるし、何より、実際に誰かと会って話している時に字幕なんて出ないからだ。あくまで「映像の鑑賞」ではなく、「VR空間上でアーティストとふたりで会っているかのような感覚」を楽しむイベントとして、とても筋が通っていると感じた。
会場風景 干物のように干されるゴーグル&ヘッドフォン
終演後、VRゴーグルとヘッドフォンを拭き上げているスタッフさんに、ひとつずつ消毒してるんですか、と尋ねたところ「はい、もちろんです!」と笑顔で答えていただいた。ありがとうございます。
sweetな体験は続く
コラボカフェ付近風景
併設のカフェではコラボメニューを販売中。KAIの2ndミニアルバムおよびタイトル曲「Peaches」にちなんで、ドリンクはピーチティー味。KAIらしいクマの形のロリポップもピーチフレーバーだ。ポップコーンはキャラメル&ショコラ味で、いずれも甘いひとときを楽しめるメニューとなっている。ちなみに、KAIのロゴの入ったドリンクスリーブは取り外して持ち帰り可能とのこと。
コラボメニュー
コラボメニューは、1品注文ごとにDRINK・FOODそれぞれ3種のフィルム風フォトカードの中からランダムで1枚がもらえるおまけ付き。ああ、思い出のグッズがどんどん増えていく……。
特設コーナーに想いを記して
エスカレーターでワンフロア下りると、特設コーナーにてKAIの衣装の実物展示が。こちらもぜひ併せて楽しみたい。
特設エリア フォトスポット
特設コーナー入り口にあるフォトスポットでは、等身大のKAIと一緒に記念撮影ができる。VRコンサートの間もつい視線が行ってしまったのだが、確信犯的にチラリと覗かせた左脇腹の悩殺力が凄まじく、どうしても見てしまう。
特設エリア風景
特設エリア風景
大スクリーンのMVやフォトパネルで、KAIの様々な表情にふれられる展示コーナー。カッコいいのはもちろん、独自の世界観を感じるアーティスティックな写真が多く、見応えがある一角だ。
衣装展示
こちらが今回のVRコンサートで実際に着用されていた衣装。改めて、KAIの手脚の長さをしみじみと実感する瞬間である。
特設エリア風景
寄せ書きコーナーにはすでにたくさんの想い溢れる言葉が並んでいた。中には「299日後に会えるのが楽しみ」といったふうに、現在社会服務要員として兵役についているKAIとの再会を指折り数えて待つメッセージも見られ、胸がキュンとなった。来場の際にはぜひ一言、想いを言葉にして残してみてほしい。
楽しみは無限大
RED°TOKYO TOWER内アトラクション VRライド「Space Shuttle 2.0」
東京会場ではチケットにRED°フリーパスが含まれているので、VRコンサートの前後にRED°のデジタルアトラクションを満喫するのがおすすめだ。アトラクション一日乗り放題のフリーパスは単体で大体4000円程度(一般)なので、VRコンサートのついで(?)に楽しめるのはかなりお得である! せっかくなので、以前から気になっていたVRライドを思い切ってで体験してみたが、こちらもブワッとアドレナリンの吹き出る体験だった。
特設エリア風景
キレイな顔や脇腹は、近くで見たいもの。VRコンサートならではの“近さ”をまだ体験していない人に、ぜひこの魅力を味わってみてほしい。きっと想像以上にドキドキする、甘い時間を過ごせるはずだ。
『LYNK-POP : THE VR CONCERT KAI』は2024年5月19日(日)まで東京タワー内のRED°TOKYO TOWERにて開催中。その後、5月24日(金)より大阪会場へと巡回予定。東京会場のチケットはイープラスにて販売中。
文・写真=小杉 美香