櫻護謨 <5189> [東証S] が4月24日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の6.3億円→11億円(前の期は4億円)に74.6%上方修正し、増益率が54.0%増→2.7倍に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の5億円→9.7億円(前年同期は6.9億円)に93.3%増額し、一転して39.5%増益計算になる。

 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の50円→90円(前の期は1→2の株式分割前で50円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  消防・防災事業において、第4四半期に官公庁関連の受注が急増し、同受注に対する納品を年度内に実行することができたことから、売上高、利益面ともに前回予想を大幅に上回る見込みとなりました。

 当社は、2023年11月21日に公表した「配当方針の変更に関するお知らせ」のとおり、株主の皆様への利益還元を充実させていくことを経営の最重要政策と考えております。設備投資や研究開発投資を通じた強固な企業基盤の確立と将来の事業展開に備える内部留保の充実などを総合的に考慮し、連結配当性向30%を目標とした業績連動型配当を行うことを基本方針としております。 当期の期末配当につきましては、配当方針と通期連結業績予想の修正を踏まえつつ、今後、当社大田原製作所で必要な設備更新に向けた内部留保の充実を図ることにも重点をおき、再検討を行いました。また、当期に創立105周年を迎えることができたことから、記念配当についても検討してまいりました。その結果として、当期の期末配当予想を1株当たり40円増配の90円(基本配当60円、記念配当30円)へ修正いたします。なお、修正後の期末配当予想による連結配当性向は約24%となる予定です。(注)上記予想は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の   業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。