犬飼貴丈、ゆうたろうは「生意気な弟という印象です (笑) 」
今回、ご紹介するのは、配信ドラマ『絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男 2024』。不条理BLマンガを実写化した人気シリーズの最新作です。主演の犬飼貴丈（いぬかい・あつひろ）さんにお話をうかがいました。
「ここまで続くとは思ってもみませんでした」
【イケメンで観るドラマ＆映画】vol. 181
『絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男』は、自分がBL漫画の世界に生きていることに気が付いてしまった主人公のモブが、次から次へと繰り出されるイケメンたちによる恋愛フラグ（恋に発展しそうなシチュエーション）を鮮やかにかわしていく抱腹絶倒の不条理BLギャグ漫画です。
最新作『絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男 2024』では、原作の第四巻が映像化。ピュアラブ度・ギャグ度が大幅アップした内容が楽しめます。
主人公のモブを演じるのは、第25回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを受賞、『仮面ライダービルド』で人気を博し、バラエティ番組『ぽかぽか』レギュラー出演と、八面六臂の活躍を見せている犬飼貴丈さん。
モブを取り巻く登場人物として、弟・綾人を『かぐや様は告らせたい』で知られるゆうたろうさん、モブに恋心を抱く大学生・菊池をTBS『下剋上球児』の活躍で今大注目の伊藤あさひさん、綾人の恋人・東條を初の大河ドラマ『光る君へ』出演で話題の塩野瑛久（しおの・あきひさ）さん。
さらに、腐男子で常にBがLする展開を待っているBL漫画家・真山をDa-iCEのメンバーとしてアーティスト活動も行う和田颯（わだ・はやて）さん、モブの前に突然現れた“最強のフラグ”旗野を『機界戦隊ゼンカイジャー』ステイシー役で幅広い層から支持を集める世古口凌（せこぐち・りょう）さんがそれぞれ演じ、厳選を重ねてキャスティングされたイケメンたちが大集合しています。
ーードラマ『絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男』はシリーズを重ねるほど、人気を集めています。最初に、出演オファーを受けたとき、どのような印象を持ちましたか？
犬飼さん 恋に落ちるのではなく、落ちないようにするという、作品の設定自体が斬新な切り口で、面白いと思いました。
ーーこれほどまでに愛される作品に成長したことをどう思っていますか？
犬飼さん 実は愛されている自覚がないままシーズン3まで来てしまって、ふわふわした不思議な感覚なんです。ここまで続くとは思ってもみませんでした。
ーー犬飼さんが愛らしく演じていらっしゃるモブに、共感するところは？
犬飼さん 初期のモブの、静観して一歩引いた目で見るところ、我関せずなところは、自分と似ているかもしれません。
ーー演じる際に工夫したところを教えてください。
犬飼さん BL作品であることを意識しないように、ほかの作品と違った演技にしないように心がけました。
ーーイケメンだらけだった撮影現場の雰囲気はどのようなものでしたか？
犬飼さん 男子校のような雰囲気で、居心地が良かったです。女性がいらっしゃったら、浮くような現場でした。
僕はロケがあると、その周辺の飲食店を調べて食べ歩きするんですが、今回もいろんなおいしいものを食べることができました。寒い時期の撮影だったので、温かいご飯がとてもおいしかったです。
ーー犬飼さんご本人だと気付かれて騒がれませんでしたか？
犬飼さん 全くそのようなことはなくて。撮影現場でも、“モブ、どこ行った！”とメイクを直しに来たメイクさんに何度も見失われるほど、なじんでいました。
撮影期間中は、歩き方やいで立ちを普段の自分と変えて、モブのようにそっと振舞うようにしていたので、そうなっていたのかもしれません。
ーー共演者の方々の印象はいかがでしたか？
犬飼さん （伊藤）あさひくんとは、去年、別の作品で共演したことがあり、一緒にご飯を食べに行ったこともあります。面白い人で、話をしていて特にジェネギャは感じませんね。
ゆうたろうくんも去年に引き続いての共演でした。演技面でもプライベートでも生意気な弟という印象です（笑）。上も下も関係なく接することができるのは、彼のすごいところだと思います。
塩野くんは、本作で演じる東條そのままの優しいイメージを持っています。
ーー犬飼さんご自身が、恋に落ちてしまうようなシチュエーションはありますか？
犬飼さん 僕は、興味がないそぶりをされるほうが、興味が湧くんです。脈ゼロのような状況が好きで、その方のことをすごく知りたいなと思います。
でも、このことを知って、僕に対して周りの方全員がそっぽを向いたら、それはそれで寂しいなと感じます（笑）。
ーー最後に、本作の見どころをお願いいたします。
犬飼さん 毎話毎話気になる展開が多い作品となっています。例えば、簡単なきっかけで惹かれあうといったような、いろんなイケメンたちがいろんなおかしな状況になっている面白さは今回も見どころのひとつとなっています。ぜひ楽しんでいただきたいです。
インタビューのこぼれ話
もし、犬飼さんが『絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男』の住人になったら？ 「モブのように、僕もその世界にあらがおうとするかもしれません。シナリオ込みで惹かれることが確定しているのであれば、そうじゃない方向へ行きたくなりますね」（犬飼さん）。
Information
配信ドラマ『絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男 2024』4月23日（火）より、 Lemino（レミノ）にて、全6話独占配信開始出演：犬飼貴丈、ゆうたろう、伊藤あさひ、塩野瑛久、和田颯（特別出演）、世古口凌、富永勇也ほか原作：紺吉『絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男』（新潮社刊）監督：本田隆一、青木達也脚本：川粼いづみ音楽：小山絵里奈企画制作：Amazing Entertainment制作プロダクション：ファインエンターテイメント製作協力：よしもとブロードエンタテインメント製作著作：FANY Studio
写真・園山友基 文・田嶋真理 スタイリスト・松下洋介 ヘアメイク・加藤ゆい 衣装・すべてスタイリスト私物
写真・園山友基 文・田嶋真理 スタイリスト・松下洋介 ヘアメイク・加藤ゆい
