北部・新竹県のテーマパーク「六福村」から新竹市立動物園に貸し出された雌のベンガルトラ。名前が「睏宝」に決まった=同動物園提供

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(新竹中央社)今年1月に北部・新竹県のテーマパーク「六福村」から新竹市立動物園に貸し出された雌のベンガルトラの名前が投票の結果、「睏宝」(クンバオ)に決まった。園が20日、発表した。

同園には元々、六福村で生まれたベンガルトラの兄弟「六福」と「来福」がいたが、昨年までに相次いでこの世を去った。そのため、園は再度、六福村からベンガルトラ1頭をレンタルすることにしたという。

園によれば、命名イベントでは園側が「睏宝」を含む5つの候補を出し、今月4日から14日まで来園者から投票を受け付けた。2384票が投じられたという。「睏宝」は「おねむさん」という意味で、園は名前の由来について「仕事中にいつもいびきをかきながら寝ており、寝るのが好きな顔をしているから」と説明している。

「睏宝」は最多の587票を獲得。次いで多かったのは「波妞」(ポニョ)の540票だった。

園は命名イベントを通じてベンガルトラに関する知識や保全の重要性を知ってもらえればとしている。

この日、園では同園と六福村を運営する荘福文化教育基金会の間で「姉妹園」の調印式が行われた。六福村によれば、両園は今後、園内の施設や動物の福祉、命の教育、動物の医療やケア、園の運営などで交流していく。

(魯鋼駿/編集:名切千絵)