高速SAの「ゴミ箱いつも満杯」問題に救世主!? 新発想の「自動圧縮ゴミ箱」導入へ ゴミ量も遠隔で分かる「スマートゴミ箱」 高松道

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ゴミ箱がゴミであふれかえるSA・PAの風景

 NEXCO西日本は2024年4月18日、同社内で初となる「スマートゴミ箱」を高松道のサービスエリアに導入すると発表しました。

 このゴミ箱、いままでのSA・PAにあった悩みを解決してくれそうです。どんなゴミ箱なのでしょうか。

SA・PAのゴミ箱のイメージ(画像:写真AC)。

【画像】すごい!? これが超発想「ゴミ圧縮ゴミ箱」です(画像)

 導入されるのは滋賀県の装置メーカー フォーステックが製造する「SmaGO」です。一番の特徴は、ゴミ箱内部のゴミ量を自動的に感知し、中で圧縮するというもの。さらに、ゴミ量を遠隔で把握することができ、満杯になったのがすぐわかる仕組みになっています。

 SA・PAといえば、いつ来てもゴミ箱が満杯でゴミがあふれかえり、突っ込んでも入れられないレベルになっていて、ゴミ箱の上にゴミが置かれ、それすらも一杯になっている風景が日常になっています。

 もちろん定期的にスタッフが回収に来るでしょうが、かさばるゴミによって、わずか数点のゴミ投入であっという間にゴミ箱の容積が埋まるというジレンマがあります。今回の「自動圧縮装置」だけでも、”ゴミ満杯問題”の発生頻度が緩和されることが期待できそうです。

 このゴミ圧縮機能で、一般ゴミの体積は5分の1にまで圧縮可能と言います。

「スマートゴミ箱」が設置されるのは、高松道の豊浜SA(上下線)で、計14台が設置予定。4月26日に運用開始となります。これまで高速道路では、1月に岐阜県の東海北陸道・川島PAに設置された事例があります。

 同社は「ゴミの増えるハイシーズンにおいても休憩施設の美化が保たれるなどの効果が期待されます。導入後は運用状況を確認し、きれいでクリーンな休憩施設の提供を目指すとともに、環境保全、持続可能な社会の実現に貢献してまいります」としています。