約230万円のトヨタ新型「スポーツコンパクトカー」発売! 6速MT“のみ”×「専用サス」装着!? めちゃ手軽な「硬派すぎモデル」に評価の声!
硬派すぎる「ヤリス」に熱視線!
主に「TRD」ブランドなどでトヨタ車のカスタムパーツを手掛けるトヨタカスタマイジング&ディベロップメントは2024年4月2日、新「ヤリス カップカー」(改良モデル)を発売しました。
競技用モデルということもあり、スポーツカーファンを中心にSNSなどではさまざまなコメントが投稿されています。
ヤリスはトヨタのコンパクトカーで、現行モデルは2020年2月に登場した4代目です。日本国内では「ヴィッツ」として展開していましたが、現行では海外名のヤリスに統合されています。
【画像】超カッコイイ! これが「超スポーティなヤリス」です!(30枚以上)
シリーズではベーシックな5ドアハッチバックのヤリスのみならず、5ドアコンパクトSUV「ヤリス クロス」、3ドアスポーツ「GRヤリス」などがラインナップされています。
ヤリス カップカーは、ヤリスの5ドアハッチバックモデルをベースにTCDがレース専用装備を架装して持込登録をする完成車両(コンプリートカー)で、主にワンメイクレース「ヤリスカップ」での使用を目的としています。
ヤリスカップは、ヴィッツの時代から開催されていたワンメイク(車種限定)レースの後継レースで、初回は2021年開幕。
大がかり改造を施さない「同じ車両・同じ条件」を用いてレースを行うため、アマチュアであっても低コストかつ気軽に本格的なレースにデビューし、腕を磨くことが可能だと言います。
今回改良されたヤリス カップカーは、トヨタの予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を標準装備。これに合わせてロールゲージの形状を変更したほか、CVT車の設定を廃止して6速MT車のみの設定となりました。
ボディサイズは、全長3950mm×全幅1695mm×全高1465mm。車両重量は1030kgです。
パワーユニットに最大出力120馬力・最大トルク14.8kgf・mを発揮する1.5リッターの直列3気筒エンジンを搭載します。
そのほかヤリス カップカー専用装備として、ロールケージ(6点式+サイドバー)や専用チューニングサスペンション、フロントアクスルハブ部ボルト&スペーサー、エンジンオイルクーラー、6点式シートベルトなどを採用しています。
一方、オーディオやオーディオハーネス、フォグランプなどは省略。ホイールもセンターキャップのないスチールホイール(いわゆる鉄チン)が装着されました。
ボディカラーは「スーパーホワイトII」「シルバーメタリック」「ブラック」「コーラルクリスタルシャイン」「プラチナホワイトパール」「マッシブグレー」「センシュアルレッドマイカ」「アバンギャルドブロンズメタリック」の8色から選択が可能です。(有償オプションカラーあり)
新ヤリス カップカーの価格(消費税込)は231万9300円です。
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このヤリス カップカーについて、SNSなどではスポーツカーファンを中心にさまざまなコメントが寄せられました。
「みんなが欲しがっている200万円台でMTありの新車」「走り最重視の貴重なモデルです」など、スポーツ走行をメインに捉えた手軽なモデルとして注目する人も少なくないようです。
また「限界があるが軽いからノーマルでも意外に速い」「運転席も助手席もシート座面よりも高い位置にロールバーが横たわってるので、乗り降りはかなり大変です」など、実際乗ったとみられるユーザーからのコメントもあり、使い勝手は犠牲になっているものの競技モデルとしてのポテンシャルを評価する声も。
さらに、「こういう車を販売するトヨタって凄い!モータースポーツをあきらめてない」「こういう車出せる体力あるのがすごいよトヨタは」など、トヨタやTCDが硬派なモデルを展開していることに感心するコメントもあります。
一方で、「日産はマーチカップが無くなり、マーチも無くなった」「マーチニスモSで走行会で走ってます。最近のスポーツカーの高級志向にゲンナリしていましたがこういう車を待っていました!ぜひ日産にも頑張って欲しいです」など、他メーカーでも手軽かつ性能重視のコンパクトモデルを登場させてほしいという意見も見られました。