PSGで活躍するデンベレ photo/Getty Images

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今季フランスのリーグ・アンで8アシストを記録しているパリ・サンジェルマンFWウスマン・デンベレをどう評価すべきなのか。

8アシストという数字はリーグ・アン首位の数字で、デンベレの仕掛けがPSGにとって大きな武器になっているのは間違いない。しかしその一方で、PSGで34試合プレイしながら得点数は1点のみなのだ。

PSGは3日に行われたレンヌとのクープ・ドゥ・フランス準決勝を1-0で制したが、レンヌを指揮するジュリアン・ステファンはデンベレの才能をバロンドール級と絶賛する。

「彼は並外れた選手だと思う。ドリブル、そしてスペースを作り出す能力という点において、彼は並外れた選手だ。もし彼がより優れたフィニッシャーであれば、おそらく今頃バロンドールを受賞していただろう。これは本当だよ」(『Get French Football News』より)。

実際、得意のドリブルは今季も冴え渡っている。ここまでリーグ・アン第3位となる58回のドリブル成功数を記録しており、これはチームメイトのキリアン・ムバッペをも上回る数字だ(53回)。ドリブルという部分においては、ムバッペにも負けないポテンシャルがある。

ステファンの指摘通り、課題は得点力か。簡単にクリアできる課題ではないが、それを手に入れた日には超のつくワールドクラスFWと評価されるだろう。