ビッグマッチで眩い輝きを放ったパーマー。(C)SOCCER DIGEST

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 現地時間4月4日に開催されたプレミアリーグ第31節で、チェルシーはマンチェスター・ユナイテッドとホームで対戦。2点を先行した後に3点を奪い返されるも、コール・パーマーが最終盤に立て続けにネットを揺らし、キャリア初のハットトリックを達成。4−3で大熱戦を制した。

 この乱打戦で飛びしたシュート数は合計47本。ユナイテッドが2−1で勝利した第15節の前回対戦と合わせ、このカードでは88本ものシュートが放たれた。データサイト『Opta』によれば、これは2014-15シーズンのレスター対QPRの92本以来、最多の数字だ。

 また、99分17秒までリードしていたユナイテッドは、プレミアリーグ史上最も遅い時間に逆転負けを食らったチームとなった。

 さらに21歳の俊英、パーマーのハットトリックも記録的なものに。3点目が生まれたのは100分39秒で、2006-07シーズンのプレミアリーグ以降、最も遅い決勝点となった。
【動画】あまりに劇的!チェルシーFWパーマーの決勝弾
 なお、3ゴールのうち2つはPKから生まれたもの。プレミアリーグ史上、1試合で2本を成功させた選手としては、2010年12月、当時20歳でマンチェスター・シティ所属のマリオ・バロテッリに次ぐ、年少者ともなった。

 眩い輝きを放ったパーマーは、「(どうやって逆転したのか)よく分からない!」と大興奮。おそらく自身のベストゲームになったであろう、空前のシーソーゲームに大きな手応えを示した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部