パーカッションやブラスヒットなどジャンルを絞りつつ、AIで自動生成された好みのサンプリング用素材をダウンロードできるサービス「Soundry AI」が公開されています。「ワンショット」「ループ」などのタイプや「シンセ」「ベース」などのジャンルを指定して生成することが可能です。

Soundry AI

https://soundry.ai/

Making Music using AI | Introducing Soundry AI - YouTube

Soundry AIはブラウザで動作するデモ版とダウンロード版が存在しますが、今回はブラウザから「Start for free」をクリックしてデモ版を使います。



ログインを求められるので、アカウントを作成するために「Sign up instead」をクリック。



メールアドレス・パスワードを決めて入力し、利用規約・プライバシーに関する注意・16歳以上であるかの質問にチェックを入れたら「Sign up」をクリック。



メールアドレス宛に届いたワンタイムパスワードを入力して「Verify Email」をクリックします。



Soundry AIのトップページはこんな感じ。左側のタブから機能を選択してアクセスします。以下で見えているのは特定のテーマに沿ったサンプルパックで、テキストプロンプトを入力せずとも簡単に素材を生成できる機能を備えています。今回は試しに「Tokyo Dubstep Drums v1」をクリックします。



「Clap」「Kick」「Snare」などサウンドの種類をクリックするとサンプリング用素材が生成されます。



自分でテキストを入力したい場合は「The Forge」をクリック。



左側のタブでジャンルやテンポ、キーを選択します。



ジャンルは「なし(None)」や「ダブステップ(Dubstep)」、「リディム(Riddim)」など。



タイプは「驚かせる何か(Surprise me)」「ワンショット(Onse syot)」「ループ(Loop)」の3つ。



ステレオ・モノラルサウンドも選べます。



選択し終えたら、次に中央上部の入力欄へテキストを入力して「Generate」をクリック。



十数秒後、AIが生成した素材が4個表示されます。生成された素材をWAV形式でダウンロードするか、素材を基に新たな素材を生成するか、初めからやり直すことができます。



一連の生成の流れを動画化しました。以下ではプロンプトとしてDark, train-like noises, nighttime, fantastic.(暗い 電車のような音 夜中 幻想的)」というものを入力しています。

AIがサウンドを生成する「Soundry AI」を使ってテキストから効果音を生成してみた - YouTube

プロンプトでは「ブラスヒット」「キーメロディー」「ベースライン」といったジャンルを指定することもできます。



生成された素材下部のリユースアイコンを押すと、その素材をベースにして新たな素材を作り出すことができます。



手元の音楽ファイルをベースにしたい場合は20MBまでのファイルをドラッグ&ドロップ。



「Upload」をクリックしてファイルをアップロードします。



基になった音楽に近づけるか否かを「Same・New」のバーで調節し、またプロンプトを指定して新たな素材を生成します。



なお、日本語も入力することができますが、たまに生成に失敗します。



テキストプロンプトから作るのではなく、すでに決まったスタイルの楽曲があってその楽曲をベースにサンプリング素材を作りたいのであれば、「Pack Builder」をクリックしてファイルをドラッグ&ドロップします。



「Upload」をクリック。



強さやBPMを設定したら「Generate」をクリック。



候補が4つ生成されます。