業務スーパーで販売されている『野菜のさつま串』をご存じでしょうか。

魚肉すり身に野菜を混ぜ込んだ冷凍惣菜。さつま揚げを串刺しにしたものですね。魚肉の甘みに野菜の香味を効かせた味わいで、晩酌用に優しい感じの肴がほしいときには悪くない一品ですよ。



『野菜のさつま串』は429円（税込、税抜398円）で販売中。冷凍さつま串が5本入って、内容量は450g（1本90g）。神戸物産が中国から輸入・販売するプライベートブランド品。

ちなみに『紅しょうがさつま串』（450g・429円）という姉妹品もラインナップされています。同価格・同ボリュームなので、味の好みで選んでOKです。

冷蔵庫に1時間ほど置いて軽く解凍したあと、170℃の油で2本あたり約4分を目安に揚げ調理しましょう（揚げ焼きくらいの感じでも）。冷凍状態のままでも揚げられますが、火が通りづらいので加熱時間を調整する必要があります。

予熱したオーブントースター（1200W）で8分ほど加熱してもOK。比較的あっさりめに仕上がります。旨みと香りの強さを重視するなら揚げるほうがおすすめです。

タチウオのすり身です。揚げたてはふっくら柔らか、冷めるとしっとりしてはんぺん風に。山芋を合わせることでなめらかさを加えており、食感面はそつのない仕上がりです。

具材はキャベツ、きくらげ、人参、枝豆、コーンと種類豊富。ですが、存在感は弱めです。魚肉が主役の味わいなので、ちょっと単調な風味かも。

いずれも野菜は刻んだ状態で、ほのかな香味を添える程度の主張です。たまに枝豆のほっくりした口当たりを感じるぐらい。味的にも食感的にも、地味さは否めません。

揚げ調理なら表面がカリッとして香ばしさが立ち、やや油っこくなるけど旨みも濃いめになります。野菜のおかげで後味が軽いため、意外とクドさのないおいしさですね。

それなりに食べごたえのある、優しくシンプルな甘旨惣菜。ご飯おかずにはならないものの、お酒と一緒にだらっとつまむ用途には地味に嬉しい一品ですよ。

カロリーもチェックしておきましょう。

『野菜のさつま串』は1本（90g）あたり134kcal（炭水化物 12.7g、食塩相当量 0.9g）。一度につまむのは2〜3本がちょうどよさそうです。