アロンソ監督、レバークーゼン残留を決意!バイエルンの後任候補にはラングニック氏
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就任したわずか1年半前までは、残留争いの最中にあったクラブをいまや、シーズン無敗で3つのタイトル獲得を目指す飛躍へと導いた、バイヤー・レバークーゼンのシャビ・アロンソ監督。当然のことながら元スペイン代表指揮官については様々な憶測が飛び交っており、とりわけ現役時代にプレーし現監督が今季限りで退任を発表している2クラブ、プレミアリーグのリバプールFCとバイエルン・ミュンヘンの名前が有力な移籍先として浮上してきた。
とりわけバイエルンにとってリバプールについて、ESPNやスカイスポーツUKが報じた情報によれば、もはやアロンソ監督は候補リストには含まれておらず、むしろブライトン&ホーヴ・アルビオンのロベルト・デ・ゼルビ監督とスポルティング・リスボンのルーベン・アモリム監督の名前を挙げており、逆にアロンソ監督が最有力候補が周知の事実であるバイエルンにとっては、これは追い風となるかもしれなかったが、意外にもウリ・ヘーネス名誉会長は地元メディアBRに「確かに我々としては、彼との契約を希望してはいる。だがね、不可能とはいわないまでも、彼の招聘は非常に困難なものだろう。」と疑問を呈していた。
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アロンソ監督はサクセスストーリーの継続を決断済み
それではなぜ、2014年から2017年までの在籍期間で、通算117試合に出場した経験ももつアロンソ監督を、直接知るヘーネス氏は招聘を「困難」とみているのか?「私が知り、そして評価している限りではあるが、きっと彼は途中で物事を投げ出すより、むしろそれを継続する方が想像できるタイプなのだよ」とコメント。「現在はブンデスリーガ優勝に向けて邁進」しており、むしろ2・3年先の方が「アロンソ監督への借り」という点からも、バイエルンにとってアロンソ監督の引き抜きは「やりやすい状況にはなるだろう」とみている。
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実際にほどなくしてアロンソ監督自身は残留を正式に発表。「キャリアにおいて常に正しい決断を下そうと努めてきた。現時点では、ここが自分にとって正しい場所だと感じている」これにより「常にサポートを受けている」ロルフェスとカロ氏ら首脳陣、そしてそんな彼らによって複数年契約を締結済みである多くの主力たちと共に、「ここでまだやるべきことがたくさんある。これまでの発展は見事なもので、これからも全力を尽くすのみだ」という未来に向けた強いシグナルとファンへの大きな希望を改めて示した。
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アロンソ監督じっくり待つバイエルン、穴埋めにベテラン指揮官?
つまりバイエルンとしてはあくまでアロンソ監督招聘が最優先事項ではあったものの、あくまでゆとりをもった対応を心がけており、それは次期監督招聘に向けたタイムリミットも同様。先日にマックス・エベール競技取締役は「4月中にはっきりできればいいが、それより時間をかけるかもしれない。最善の決断を下したいと思う」と強調している。なおkickerが得た情報によれば代案として、現在オーストリア代表で指揮をとるベテラン、ラルフ・ラングニック監督の名前が挙がっている模様。
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デイヴィースとの延長希望も、選手側は「次期監督も決まっていないのに」
その一方でエベール氏は去就が注目されるアルフォンソ・デイヴィースとの契約延長について、近々の返答を期待していることを明らかにした。2025年までとなっている契約の更新に向けて、バイエルンではすでに「非常にフェアな、しっかりとしたオファーを出している。あとはいつか決断は下してもらわないと」とスカイに対して強調。ただ同選手の代理人は先日、大衆紙ビルトに対して「まだ次の監督もチーム構成も決まらない状況で決断をくだすべきでしょうか?」と疑問を呈している。