ヨットレースで使われた“帆”をカバンにリメイク!海を渡った物語を船乗りと共有

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世界各国の美しい港町や風景を伝える番組『港時間』。

3月16日(土)の放送では、フランスのロリアンを特集した。

この日、DMG MORI SAILING TEAMの本拠地で、役目を終えたセールが回収されていた。

どこへ運ぶのか着いていくと、たどり着いたのはアトリエ。

「この港と外洋レースで使われた帆とともにすべてははじまった」

そう語るのは、マチュー・バンベネさん。セールをリメイクしてカバンなどを作っている。

実は、回収したセールの半数はヨットレースで使われたもの。

レース用のセールは、日進月歩で進化している。裁断や縫製の仕方も素材に合わせ変えていく必要があるため、リメイクの作業には時間がかかる。

マチューさん:「ファッション産業と違うのは、回収した素材をもとにデザインを考えるのです」

だからこその“物語”がカバンの内側に。このセールがどこを航海したのかが記されている。

マチューさん:「ただのセールではなく、ある船乗りと海を渡った物語を共有することに意義を感じています」

はるかな海の記憶に胸がときめく――。