いつも冷蔵庫にある常備野菜の定番といえば、タマネギ。春には新タマネギの味わいも人気です。おなじみの野菜ですが、選び方や食べ方の裏ワザを知れば、いつものタマネギがさらにおいしくなります。SNSで野菜の扱い方などを発信する青髪のテツさんに、野菜をムダなくおいしく食べる、とってきのワザを教えてもらいました。

おいしいタマネギの選び方のポイントや裏ワザ

春先は新タマネギ、夏〜冬は収穫後に乾燥させたタマネギが主流に。

「新聞紙やペーパータオルで包んで冷暗所で保存。水分が多い新タマネギはペーパータオルで包んでポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存を」(青髪のテツさん)

さらに、テツさんが「選び方」「ムダなしテク」「食べ方」「扱い方」の4つの「タマネギの裏ワザ」を伝授してくれました。

【裏ワザ1・選び方】ポイントを押さえて、よりおいしいものをセレクト!

(1) 新タマネギは、皮にツヤがあり、湿り気がないものがおいしい

(2) 新タマネギは傷みやすいので、カビがついていないかも確認を

(3) ずっしり重くてかたく締まっているものがみずみずしい

(4) 頭を押してかたいものが新鮮!

(5) 通常のタマネギは、皮がしっかり乾いていることをチェック

(6) 根や芽が出すぎているものはNG

【裏ワザ2・ムダなしテク】冷凍保存するならカットが正解!

丸ごと冷凍すると味が落ちるので、カットしてから冷凍を。薄切りにして冷凍用保存袋に入れて冷凍室へ。炒め物やみそ汁の具など、凍ったまま調理してOK。

【裏ワザ3・食べ方】新タマネギは水にさらさないで

タマネギも新タマネギも、水にさらすと栄養が溶け出てしまうので要注意。とくに辛味の少ない新タマネギは、そのまま食べるのがおすすめです。辛味が気になるときは、5〜10分ほど空気にさらしてみて

 

【裏ワザ4・扱い方】冷蔵庫に入れて涙知らず!

涙の原因はタマネギに含まれる揮発性の高い「硫化アリル」。これを抑えるひと手間で、涙なしがかないます!

・冷蔵室で30分冷やす

または

・タマネギ1個は皮をむいてラップに包み、電子レンジ(600W)で30秒加熱してから切る

冷やすことで揮発を抑えたり、熱に弱いので加熱することで、刺激がぐんと抑えられます。

ESSE4月号別冊付録「野菜のおいしい食べ方便利帳」では、新タマネギ、春キャベツ、新ジャガイモなどの春野菜のほか、ニンジン、トマト、モヤシなど計10種の野菜の、ムダなくおいしく食べるワザとレシピ45品を紹介しています。毎日の食卓にぜひ取り入れてください。