ミラビリスマジック(撮影:下野雄規)

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 ミラビリスマジックに注目したい。まだ完成途上ながら2連勝とポテンシャルは十分。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■3/2(土) チューリップ賞(3歳・牝・GII・阪神芝1600m)

 ミラビリスマジック(牝3、美浦・国枝栄厩舎)はまだ華奢な体つきながら負けなし。前走・菜の花賞は2コーナーと直線での不利があっての勝利で根性も兼ね備えている。兄姉のほとんどが重賞ウィナーという良血。牝馬に強い国枝厩舎所属ということもあり、桜花賞への優先出走権を掴む。鞍上は引き続き田辺裕信騎手。

 タガノエルピーダ(牝3、栗東・斎藤崇史厩舎)は紅一点で臨んだ朝日杯FSで3着と好走。上位2頭の決め手に屈したものの、ハイペースの流れの中、好位で踏ん張り通して掲示板確保は優秀。立ち回りが上手で、尚且つ決め手も鋭い。阪神コースを経験しているアドバンテージもある。鞍上は団野大成騎手。

 その他、イクイノックスの妹という良血馬で、栗東滞在で意欲十分のガルサブランカ(牝3、美浦・木村哲也厩舎)、馬群の中で他馬と接触して力んだ2走前以外は堅実なセキトバイースト(牝3、栗東・四位洋文厩舎)、後の阪神JFの覇者アスコリピチェーノに2走前に肉薄したショウナンマヌエラ(牝3、栗東・高野友和厩舎)、終いの脚が確実で阪神の外回りが合いそうなワイドラトゥール(牝3、栗東・藤原英昭厩舎)、アルテミスSで3着だが、エルフィンSの勝ち馬ライトバックや前述したショウナンマヌエラには先着しているスティールブルー(牝3、美浦・宗像義忠厩舎)などが上位を窺う。発走は15時35分。