24日に台湾周辺の空域に飛来した中国気球の飛行経路(赤い破線)を示す略図(国防部HPから)

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(台北中央社)国防部(国防省)は25日、同日午前6時までの24時間に中国の気球3機を台湾海峡周辺の空域で確認したと発表した。1機は北部の空域に、2機は南部の空域に姿を見せた。飛行高度は約1万3000〜2万4000フィート(約3962〜7315メートル)の間。

3機は北部・基隆の西約72カイリ(約133キロ)、南部・屏東の西約124カイリ(約230キロ)、同約132カイリ(約244キロ)にそれぞれ出現。35〜46分後に姿を消した。

国防部は併せて、25日午前6時までの24時間に中国の軍用機延べ18機と軍艦延べ6隻が台湾海峡周辺で活動しているのを確認したと発表した。軍用機のうち延べ4機は台湾海峡の暗黙のライン「中間線」やその延長線上を越えて台湾南西の空域に進入したとしている。

(呉昇鴻/編集:名切千絵)