わずか6700万円の埋まらぬ差…両者譲らず交渉決裂 韓国代表が不満吐露「酷いプロセス」
トミー・エドマンは10億3000万円を要求、カージナルスは9億6300万円を提示した
昨年3月のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に韓国代表として出場したカージナルスのトミー・エドマン内野手が、45万ドル(約6700万円)の差で契約締結に至らなかった。年俸調停権の資格を持つ28歳は695万ドル(約10億3000万円)を要求したが、カージナルスの提示は650万ドル(約9億6300万円)で決裂した。今季年俸は調停で決着する。
地元紙「セントルイス・ポストディスパッチ」によると、調停人は両者の主張を聞いたあと、どちらかの年俸を決定する。ヒアリングは来週セッティングされるかもしれないが、スプリングトレーニングと被る可能性もあるという。
28歳のエドマンはWBCでは主に「1番・二塁」で出場。レギュラーシーズンは137試合で打率.248、13本塁打、47打点、27盗塁をマークした。エドマンは年俸調停について「酷いプロセスだ。間違いなくもっといいやり方があるが、従わないといけない。両者の主張は理解できるけど、お互いの立場は相反する。聞きたくないようなことを聞くだろうけど、個人的なこととは捉えないようにする」と語っている。
慢性的な右手首痛みを抱えていたエドマンはこのオフに手術を受けた。その影響でスプリングトレーニングが始まるまでに、フルスイングはできないという。(Full-Count編集部)