1年登板なしでも手に入れた47億円…亡命右腕が大型契約 高まる“NPB投手”の価値
元中日ロドリゲスがブルージェイズと4年約47億4100万円で契約と報道
元中日のジャリエル・ロドリゲス投手が17日(日本時間18日)、ブルージェイズと契約合意したと海外複数メディアが報じた。4年総額3200万ドル(約47億4100万円)。このオフ、NPB出身投手の大型契約が相次いでいる。
ロドリゲスは昨春WBCにキューバ代表として出場したが、その後来日せず。メジャー挑戦のために亡命したと報じられ、昨年10月6日に中日から自由契約となった。ドミニカ共和国でトライアウトを実施するなどし、年平均800万ドル(約11億8500万円)の契約を勝ち取った。
今オフ、NPBからメジャー移籍を目指していた選手で最大の目玉は山本由伸投手だった。オリックスからポスティングシステムを利用。ドジャースと12年総額3億2500万ドル(約481億円)の契約は、二刀流の大谷翔平投手を除けば、ヤンキースがゲリット・コール投手と結んだ10年3億2400万ドル(約480億円)を抜き、投手史上最高額となった。
他にもDeNAからポスティングシステムを利用してカブスへ入団した今永昇太投手は最大5年8000万ドル(約118億5000万円)の大型契約。2023年の年俸は推定1億4000万円で、10倍以上のアップとなった。また、松井裕樹投手も4年2800万ドル(約41億5000万円)でパドレス入りした。
野球日本代表「侍ジャパン」は昨春のWBCで米国代表を倒し世界一に輝いた。メジャーで高まるNPB投手の需要。来年以降も多くの選手が海を渡ることが予想されている。(Full-Count編集部)