スコアの善し悪しに直結する「3パット」をなくすには、どうしたらいいのか?
吉田洋一郎が斬る
「ゴルフのそれって本当ですか?」
photo by Kishimoto Tsutomu
世界各国の一流インストラクターに最先端のゴルフ(レッスン)メソッドを学んできた吉田洋一郎氏が、アマチュアゴルファーの「それって本当?」「正しい方法って何?」といった疑問や悩みを解決していく動画レッスン連載。第9回は、「3パットをなくしたい」という悩みについての解決法を提唱する――。
連載◆第9回
Q.3パットをなくすにはどうすればいいですか?
A.長い距離からの3パットは仕方がない
「3パットをなくしたい」というのは誰しも思うことだが、吉田プロは、アマチュアが3パットをゼロにしようとするのは無理があると話す。
特に大きなワングリーンが増えている近年では、グリーンの端に乗った場合など、ファーストパットが20m前後残ることは珍しくない。そこから確実に2パットで上がるというのは、かなりレベルの高い話だ。これがアプローチなら、20mから3打でカップインでも「まずまずの結果」ではないだろうか。
現実問題として、カップまで20m近くあるような状況からは「3パットも仕方がない」と、ある程度容認する気持ちは必要だ。むしろ、「絶対に2パットで収めたい」と欲張るほうが、4パット以上の大叩きの危険が高まる。
一方で、ショットがピンまで7〜8mの位置に乗った場合や、アプローチが寄りきらずに4〜5mのパットが残った場合、3パットは絶対に避けたい。
そのためには、ラインよりもタッチを優先したパッティングが重要になる。
ストロークの振り幅とボールの転がるスピードの関係性に基準を作り、仮にカップがなかったならボールがどこに止まるかをイメージできるタッチを磨くことが、安易な3パットを防ぐポイントだ。