井上尚弥に中国ネット上でも広がる衝撃「ガードの上から荒々しく…」 2階級4団体制覇に称賛の声
アジア人初の2階級4団体統一の快挙
26日に東京・有明アリーナで行われたボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体統一戦12回戦は、WBC&WBO王者・井上尚弥(大橋)がWBA&IBF王者マーロン・タパレス(フィリピン)に10回1分2秒KO勝ち。男子では世界2人目、アジア人初の「2階級4団体統一」の歴史的偉業を達成した。中国メディアも「この2階級統一最速記録は、今後長く破られることはないに違いない」と絶賛。ネット上の同国ファンから「なんと恐ろしいことだ」「本当に化け物」と驚きの声が続出した。
衝撃は海を越えて中国にも伝わっていた。中国メディア「新浪体育」は「新記録! 井上尚弥がタパレスを破って、54週間で更に1階級を制覇」との見出しで報道。「日本の“モンスター”井上尚弥が再び歴史を作り、テレンス・クロフォードに続く男子ボクシング史上2人目の2階級4団体統一王者となり、アジアのボクサーとして初めてこの偉業を達成した」と偉業を紹介した。
さらに「井上尚弥がバンタム級を統一してから今日までわずか54週間しか経っていないが、クロフォードがスーパーライト級を統一してからウェルター級を統一するまで、丸々6年の歳月を要している。井上尚弥の打ち立てたこの2階級統一最速記録は、今後長く破られることはないに違いない」とスピード達成にも脚光を浴びせている。
中国のSNS「ウェイボー」上のファンからも驚きの声が沸き上がった。「モンスターはやっぱりモンスターだった。恐ろしい強さだ。本当に恐ろしい!」「グローブを突き破るワンツーでガードの上から荒々しくKOし、モンスターは2つ目の階級でも偉業を成し遂げてしまった。彼がまだ31歳になっていないなんて、なんと恐ろしいことだ」などと反響が集まった。
また敗れたタパレスに対しても「このフィリピン人選手は根性と作戦遂行力で10ラウンドを耐え抜いた。このようなタフなボクサーは尊敬に値する。だが、立ち向かった相手の男は本当に化け物だった」といった称賛の声も上がっている。
(THE ANSWER編集部)