LOS ANGELES, CA - DECEMBER 27: Yoshinobu Yamamoto, center, poses for a photo with manager Dave Roberts, from left, president Stan Kasten and general manager Brandon Gomes as he is introduced during a press conference as the newest member of the Los Angeles Dodgers in the centerfield plaza at Dodger Stadium in Los Angeles Wednesday, Dec. 27, 2023. The Japanese right-hander signed a 12-year, $325-million contract to play with the Dodgers. (Wally Skalij / Los Angeles Times via Getty Images)

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山本は挑戦の場所としてドジャースを選んだ(C)Getty Images

 ドジャースに入団した山本由伸投手が12月27日(日本時間28日)に入団会見を行った。オリックスからポスティングシステムによる移籍で、契約年数は2035年までの12年と大谷翔平と同様に異例の長さとなった。総額3億2500万ドル(約463億円=入団合意時のレート)、6年目終了時と9年目終了時には契約を途中破棄できるオプトアウトが付帯している。

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 本拠地のドジャースタジアムで行われた入団会見冒頭では「グッドアフタヌーン、マイネーム、イズ、ヨシノブ、ヤマモト」などと英語でスピーチ、その後、日本語で「今日からは本当の意味で憧れるのをやめなければいけません。自分自身が憧れてもらえるような選手になりたい」とWBC決勝で大谷がナインに説いたスピーチを元にした言葉を軸に意気込みを示す場面もあった。

 また質疑応答の中ではすでに球団と契約を先に結んでいた大谷の存在について、聞かれる場面もあった。先のWBCでも共闘と絆の強さは知られる。大谷がドジャース入りしたことが自身の決断に影響したかを問われると、「大谷さんがほかのチームを選んでいてもドジャースを選んでいたかなと思いますけど」としながら、大谷の存在に関しては「メジャーリーグの中でもトップ選手だと思っていますので、大谷さんがドジャースを選んだのも決断の一つになりました」と強い選手がチームに加わったことも要因の一つになったとした。

 また多くの球団からラブコールを受ける中、ドジャースを選択した理由には「自分の中で本当に勝ちたい、勝ち続けたい、というのに優先順位を置いていた。そこに1番近いのはドジャースじゃないかと思い、決断しました」と理由を明かした。

 今季はシーズン最多記録を更新するレギュラーシーズン111勝をマーク、ナ・リーグ西地区で勝率6割を超える強さを示し、2013年から10年連続でポストシーズンに進出と、まさに山本の求める「勝ち続けたい」を体現するチームともいえる。

 果たして2024シーズン、日本の無双エースがどんな姿をメジャーの舞台で見せるのか。楽しみでならない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]