古橋を笑顔で出迎えるロジャーズ監督。(C)Getty Images

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 セルティックのブレンダン・ロジャーズ監督が、現地時間12月13日に開催されるチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ最終節、フェイエノールト戦を前に取材に対応。不振が指摘されている古橋亨梧を全面的に擁護した。現地紙『THE SCOTTISH Sun』が報じている。

 28歳の日本代表FWは昨季に公式戦34発を叩き込み、スコットランドリーグ得点王にも輝いたものの、今季はここまで8ゴール。直近10試合で1ゴールに留まっており、2試合連続で先発を外れているが、ロジャーズ監督はエースとして変わらぬ信頼を寄せている。

「キョウゴのプレーは何も変わっていない。違うプレーを求められてはいない。彼の強みは侵入だ。背後に走り込み、タイミングを計る。10回走って1回しかチャンスが来ないかもしれないが、それがストライカーとしての仕事だ。その点では何も変わっていない。ドリブラーではないし、落ちて顔を出すタイプでもない」

 北アイルランド人指揮官はまた、オ・ヒョンギュとのCF争いに言及。ベンチスタートへの理解を求めたうえで、「彼はプレーするだろう」とフェイエノールト戦で古橋を先発起用する意思を示した。
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「我々はキョウゴや他の選手たちにも公平であるべきだ。全ての試合に出場できるわけではない。彼はこのレベルで良いプレーを見せている。どの試合でも脅威だったし、ボックス内で本能的にゴールを奪える。ストライカーは時に、ゴールを追いかけたり、パスが気に入らなかったり、パスを探しすぎてしまったりするものなんだ。心配はしていない。プレーに変わったところはない。

 チームが深い位置でプレーしている試合では、ボックス内にボールが入ってこない限り、ボールに触れない。それでどうする?それが試合に影響を与えたいストライカーにとっての挑戦だ。でもキョウゴはとても理解が早い。若手ではなく28歳だ。何も生み出せなければ、40回タッチしても意味がない。キョウゴは最終ラインにいて、走り込んで、フィニッシュする」

『THE SCOTTISH Sun』も「キョウゴ・フルハシがフェイエノールトとの消化試合でセルティックの先発メンバーに名を連ねる」と伝えており、3試合ぶりの先発復帰が有力だ。

 すでに最下位でのCL敗退は決まっているものの、上田綺世との日本代表FW対決でも注目を集める一戦で、古橋はエースの意地を見せられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部