ジョギングしながら街からゴミがなくなる世界 北欧発の新しいスポーツ「プロギング」とは?
2030年までに、持続可能でよりよい世界を目指す国際目標「SDGs」。
テレビ朝日の番組『しあわせのたね。』では、さまざまな課題に取り組み、暮らしを未来へ紡ぐ“はじめの一歩”を実践する人たちを紹介している。
今回取り上げるのは、新しいカタチのフィットネス「プロギング」を広めている常田英一朗さん(プロギングジャパン代表)。
常田さん:「今日はこれから2〜3kmジョギングしながらゴミを拾っていきます。がんばっていきましょう!」
参加者:「オー!」
落ちているゴミを走りながらキャッチするスウェーデン生まれの新しいスポーツ「Plogging(プロギング)」。スウェーデン語で「拾う」を意味する“plocka upp”と、英語の“jogging”を掛け合わせている。
イベントに参加した人たちに話を聞くと…。
参加者:「街にも地球にもいいことができて本当によかったです」
参加者:「(ゴミ拾いが)思ったよりも楽しかったですね。いい経験になりました」
◆社会貢献活動ではなくライフスタイルへ
常田さんがこの取り組みをはじめたきっかけは、学生時代に自然と触れ合った経験だった。
常田さん:「大学時代ワンダーフォーゲル部に所属していて、日本国内や南米・ヨーロッパの山々を登っていました。そんな中で、(私自身が)何か自然に恩返しできることはあるかなと思って目についたのがポイ捨てゴミでした。そこでプロギングをはじめたのがきっかけです」
2019年、仲間30人ほどではじめたプロギング。今ではさまざまな企業とコラボするなど、全国で年間約8000人が参加するまでに成長した。
常田さんが未来に叶えたい夢は?
常田さん:「プロギングが日本国内や世界へもっともっと広がり、自分自身が気持ちがいいから行うフィットネスとして、『社会貢献と言わない社会貢献』として、生活の一部・ライフスタイルへと進化・浸透させていきたいと思っています」
なお、12月9日(土)放送の『しあわせのたね。』では、ミニマルな暮らしを実現する“タイニーハウス”に住む人を紹介する。