「作業場に拘りはありません」山の上にある造船所 船を造るのになぜ山の上?
世界各国の美しい港町や風景を伝える番組『港時間』。
12月2日(土)の放送では、クロアチア・ドブロブニクにある造船所を特集した。
その造船所は山の上にあった。
社長のマロさんが地元ドブロブニクで創業し、今では息子のマトさんと切り盛りしている造船所。船を造るのになぜ山の上?
マロさん:「私たちは『港の仕事』に携わる身ですが、作業場に拘りはありません」
海辺は土地が高いため、船を運ぶコストを考えても山の上のほうが安くつくそう。造船所では、イチから船を造るのはもちろん、リノベーションもしている。
この日、マロさんは手掛けた船を見に港へ降りてきた。オーナーの細かい要望に応えた自信作は、木をアクセントにした心地よい内装が特徴だ。
息子のマトさんは、「新しいものを生み出すのが楽しい」と目を輝かせた。父の背中を息子が追いかけている。
なお、次回12月9日(土)放送の『港時間』は、フランスのレ・サーブル・ドロンヌを特集。
大西洋単独横断レース「ミニ・トランザット」に挑戦した「DMG MORI SAILING TEAM」のロール・ギャレー選手の戦いを紹介する。